2009年11月24日

常に自分を反省しなければならない

学ハスベカラク己ニ反ルベシ

心を育てる言葉④(王陽明語録より)

(本文)
「学ハスベカラク己ニ反ルベシ。若シ徒ニ人ヲ攻ムレバ、タダ人ノ不是ヲ見得テ、自己ノ非ヲ見ズ。若シ能ク己ニ反ラバ、方ニ自己ニ許多ノイマダ尽クサザル処アルヲ見ン。ナンゾ人ヲ責ムルニ暇アランヤ。」

(意訳)
 学問をする上でも、常に自分を反省しなければならない。いたずらに人をとがめだてするなら、人のアラばかり目について、自分の欠点に気づかない。逆に、自分を反省することができるなら、自分には不十分なところがたくさんあることに気づくであろう。人の欠点などとがめだてしている暇はないのである。

(注釈)
 人間関係は、自分に厳しく、人には寛容であることが大事と言う教えと思います。学問をする上でも、この気持ちを大切にして、仲間と学び、語り合う心が大事であると思います。


同じカテゴリー(陽明学(王陽明の教え))の記事
 「事上磨錬」(じじょうまれん)という言葉〜陽明学〜 (2025-03-02 07:08)
 <川の流れの如く>「清濁併せ容るるは水也」プラスもマイナスも大きく包み込む器量が欲しい。〜水五訓〜 (2021-02-22 04:47)
 【日曜読書】三国志“魏”時代の5つの人物チェック、なかなか鋭い。 (2014-04-20 05:34)
 五つの心の弛み『五悪』に飲まれないように (2012-04-19 08:01)
 自分の未来を切り開くか、決意(決断)こそ大事 (2011-10-29 08:07)
 耐えて志を達成する、「四耐四不の辞」(王陽明)、 (2010-04-26 02:11)

Posted by ノグチ(noguchi) at 10:00│Comments(0)陽明学(王陽明の教え)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。