2008年05月27日

人間が一番興味ある『物』は、人間。大人の責任とは・・

(青少年育成)人間が一番興味ある『物』は、人間。大人の責任とは・・

今日は、文化評論で第一人者の故小林秀雄氏の文章ですが、私の今日の感動と絡め書きます。

(「人生に鍛錬」本文より)

 人間に一番興味ある「物」は、人間であろうし、一番激しい興味は、恋愛の情にあるだろう。恋愛は詩の基だ。「あれは」殆どすべての種類の感情感動を指す語だが、悲哀傷心は、人の最も深い感情であろう。悲しみは、行為となって拡散せず、内に向かって己をかむからである。(「好色文学」18-107)


 人間は動物である、しかし考える葦である。人は、人への興味が、社会を作り、恋愛、家庭、親族、地域、逆に対立、争い、紛争、戦争等々、人の生業は、明暗あるものです。
 
 今日は、二つの子育ての集まりに参加しました。一つは、高校の娘の広報委員会(高校新聞作り)と、地元中学校のサッカー保護者会です。

 高校広報委員会のメンバーで、かつて、小中学校時代にPTA会長、副会長の仲間がいて、昨年までの「新聞コンクール」を目指す新聞でなく、子供が主役の新聞を作ろうと、前回会議で決まり、第2回会議は、紙面構成、記事役割、写真担当等々、ドンドン決まり、あっと言う間に終わりました。次回は、原稿と写真を重ねる仕事、小中学校で、広報委員をした人、子供が主役の新聞作りに、元気が出ました。
 人間力を感じた、高校PTA広報委員会でした。


 次は、小学校2校が進学する中学校のサッカー部の中体連直前合宿へ向けた、保護者会への参加でした。

 私は、キッズサッカーに関わって11年、中学校の保護者の殆どが、キッズサッカーの時に顔を合わせて人ばかりで、今回の参加は、キッズ(5~9才)、小学校、中学校、高校生、社会人サッカーの関係者が、年に一回の顔合わせをする交流会を、少年サッカーの育成につなげようと4年前に、始まった指導者交流会を、発展させサッカー少年の成長を見守る地域の応援団をつろうと言うことで、子供の卒業した中学校の保護者会へ、趣旨を説明しに出かけました。

 結果は、全員了解で、中学校最後の大会を、キッズサッカーが2クラブ、小学校2校、地元中学校サッカー部OB、社会人チーム関係者、中学校でサッカーを指導した先生方まで含め、地域応援団を結成し、中学最後の大会をみんなで見届けようと言う趣旨で、今日の会議は一致しました。


 小林秀雄氏の一説は、恋愛、悲哀でしたが、少年サッカーに関わり、それを支える保護者、指導者、OB、社会人チーム等、人への興味は、恋愛だけでなく、子供を育てる思い(興味)には、力があると感じます。

 「人間に一番興味ある『物』は、人間であろう」

 上記の言葉から、次世代を作り少年の育成こそが、私たちに課せられた本当の仕事のように思います。

 今日の日記にご意見、ご批判を頂けば幸いです。



<以前の日記>

・林家の善事を好む老母の事例(開運は善行にあり)


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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:35│Comments(0)批評家・小林秀雄
 
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