2023年02月04日

<傾聴の心得>周りの誘いは、判断は必要ですが、基本的受ける主義をとっている。〜山水蒙〜

<傾聴の心得>周りの誘いは、判断は必要ですが、基本的受ける主義をとっている。〜山水蒙〜

今朝は、ゆっくりと目覚めました。といっても、6時半でしたが、新聞に目を通して、本を開いた。

『易経一日一言』の2月4日の訓示、

占いで最初に出た答えが気に入らないからといって、二度三度と占えば答えは乱れ、正しく告げることはない。
(以上、本より)

自分の意に合った意見しか聞かないリーダーでは、先行きが見えない。誰しも思うことですが、しかしその世界に入ってしまうと、周りも見えなくなるものです。

フィリピンの収容所をアジトとして暗躍した強盗団は、賄賂を使い、フィリピンの法律の規制を上手く使っている予定が、脆くも崩れた。

自らだけの視点で活動していては、周囲からの意見(捜査)に、耳を傾ける意識が薄れるのだろう。日本の捜査官たちのお手柄と言えるが、公的機関も賄賂(金で動かす)で操る犯人たちには、呆れるとともに、いつかバレることを想像できない知恵の無さが幼稚に思えます。

冒頭の言葉は、私自身の考えなのですが、周りのいろんな意見書入る仕組みを、どう構築して危機に備えるか、そのことを、今朝の読書で考えました。

初筮(しょぜい)は告ぐ。
再三すれば瀆(けが)る。
瀆(けが)るれば告げず。
貞(ただ)しきに利(よ)ろし。

解説に、

学ぶことも同じく、自分の気に入った教えしか受け入れなければ何も学ぶことはできず、進歩もない。

周りからの苦言にも耳を傾け、真摯に受け止めて、自らを改善する生き方をしたいものです。

本日は、『易経一日一言』の「山水蒙」の卦を学びました。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 07:56Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ易経