2021年09月14日

「易」とは変わること。新たなものに変化・成長する。〜いつの時代も変わらない〜

「易」とは変わること。新たなものに変化・成長する。〜いつの時代も変わらない〜

朝から、へーっ!でした。

私の日本語の先生は、『易経』にも詳しいのですが、"易"が変わることとは教えてくれませんでした。

『易経一日一言』の本日(9/14)の訓示は、以下です。

「生生(せいせい)これを易という」

【解説】
 春夏秋冬は規則正しく巡り、冬が終われば、また新たな春がやってくる。同じ時は再び訪れることはない。
 生じるものは常に新たであり、またそこから新たなものが生じる。このよう窮(きわ)まりない変化を「易」という。
(以上、『易経一日一言』9月14日より)

要は、毎日、毎日、新しい自分に変わっていくこと。

今朝は、変な時間(深夜2時ころ)に目が覚めた。暗い中、これまでのことを思い出していると、"私は成長してきたのだろうか?"と考えた。

毎日目覚めて、「よし今日も頑張ろう」と言葉に出して始まる。

これは、中国古典の『大学』に以下にも書かれている。

>湯王は、洗面の器に「まことに日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり」と言う言葉を刻みつけ、毎朝読み、常に覚悟を新たにして政治に取り組んだ。
(以上、『宇土親子論語』のコメントより)

毎日、気持ちを入れ替え(新たにして)仕事に取り組むようにしていた湯王の生き方。

毎日の小さな努力しか、人間を成長(易)させないのだろう。

いつの時代も変わらない、なと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:46│Comments(0)易経
 
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