2023年04月24日

<人間の評価は、いつから始まる?>私は、地域社会に役立っているだろうか?の疑問を持つこと。〜易経〜

<人間の評価は、いつから始まる?>私は、地域社会に役立っているだろうか?の疑問を持つこと。〜易経〜

久しぶりに『易経一日一言』を開き、本日の訓示を読んだ。

大畜は、貞(ただ)しきに利あり。家食せずして、吉なり。〜山天大畜〜

【解説】
 山天大畜の卦は、山に天の気を蓄えるほどの大きな蓄積の時を説く。
「家食せずして吉なり」とは、家業のためだけでなく広く社会に役立つことを目指すのなら、自らを大きな器に養い育てて、将来、大業を成し遂げることができる、ということ。
(以上、『易経一日一言』より)

熊本の偉人の一人、元熊本日日新聞新聞社の故永野光哉社長と敬慕していますが、生前に聞いた言葉に「人間は、棺桶のふたが閉まってから評価が始まる」と話されていました。

また、これは他の歴史家らから聞いた話ですが、人の伝記は、亡くなって100年くらい経たないと書けない。
 それはなぜか?、子や孫が生きている間は、書けない(賛否あり)とお聞きしました。

今の人間は、生きてる間に評価を急ぐのが目立つ気がします。

「人間の評価は、棺桶のふたが閉まってから」

急がず、騒がす、我が道を歩いて行けば良いのかもしれない。

山天大畜

人間の生きる道には、なかなか深い意味があると、朝から読みました。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:48│Comments(0)故事、名言、スピーチ、等易経
 
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