2008年10月17日

難問の対処する心構え

「言志四録」(佐藤一斎)より、

・難問の対処する心構え

 すべて大難事に遭遇してときは、焦って決断する必要はない。しばらくそのままにしておくほうがよい。一晩そのままに為め置いて、枕元でだいだい半分ぐらいを考え、そのまま思索しながら寝て、翌朝すっきりしたときに引き続きこれを思案すれば、必ずおぼろげながらも一筋の道が見えてくる。そうすると、物事の道筋が自然に集まってくるものである。その後にゆっくりと一つひとつ問題を処理すれば、たいてい間違うことはない。


 今日も一日、色々なことがあると思います。慌てず、さわがず、自然体で社会変化を観察したいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

*佐藤一斎著「言志四録」(渡邊五郎三郎編)より、


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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:59│Comments(0)斉藤一斎「言志四録」
 
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