2008年12月10日

徳によって得た評価は生き続ける(菜根譚)

徳によって得た評価は生き続ける(菜根譚)

(本文)
徳望によって得た富貴名誉は、野山に咲く花、自然に枝葉が生い茂る。
功績によって得た富貴名誉は、鉢植えに花、他所に移されたり捨てられたりする。
権力によって得た富貴名誉は、花瓶の花、根がないからたちまちしぼんでしまう。

(解説)
 どちらに永続性があるかという問題である。権力の座というのは簡単にひっくり返ってしまう。功績も時代が変わると、とたんに色あせてしまうことが否めない。その点、徳望によって得た評価は時代を超えて行き続ける。「積善ノ家ニハ余慶アリ」(『易経』)ともいうではないか。

(感想)
 地域の先輩に、「宣伝はする必要はない。伝染するような活動が良い」と教えられた。話題に急に上る人は、話題から消えることも早い。無理する行動は長続きしない。しかし、自分のできることを地道に続ける人を周りは認めて行くと思います。
 「宣伝」より「伝染」、陰徳のすすめこそ、反対に自分(以下、一門)を評価してもらう早道と先人たちが説いています。無欲こそ、最大の影響を及ぼすと考えたいたようです。みなさんの周りにいるリーダーを検証した感想でも頂けるとありがたいです。

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Posted by ノグチ(noguchi) at 01:16│Comments(0)菜根譚
 
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