2011年01月06日

教官同席、未成年の男子警察学校生、急性アルコール中毒(京都)

教官同席、未成年の男子警察学校生、急性アルコール中毒(京都府警)

■未成年の男子警察学校生、急性アルコール中毒
(読売新聞 - 01月05日 15:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1459306&media_id=20

>京都府警察学校(京都市伏見区)の教官2人と初任科生の計約40人が昨年11月、学校近くの焼き肉店で懇親会を開いた際、男子生徒(19)が急性アルコール中毒で救急搬送されていたことが5日、わかった。

>生徒はすぐに回復したが、初任科生の約半数は未成年で、他にも未成年の数人が酒を飲んだという。

>府警は、生徒が教官の目を盗んで飲酒したと判断し、教官2人と搬送された生徒の3人を厳重注意としたが、正式な処分は見送っていた。

>府警関係者によると、懇親会は昨年11月22日午後6時半頃に始まり、同8時半頃に生徒の一人が体調の異変を訴えたため、出席者が119番した。生徒は救急車で運ばれた。

>府警監察官室などが調べたところ、教官2人を含む約30人は個室に入り、残り約10人がテーブル席を使用。搬送された生徒と、飲酒した他の数人はいずれもテーブル席にいたという。

>初任科生は、警察に採用された後、法律知識や捜査実務などを学ぶ新人警察官。


警官の指導をするものが同席して、公然の場で未成年に飲酒を認めたとは、「世の末か!」、情けないですね。

>教官2人を含む約30人は個室に入り、残り約10人がテーブル席を使用。

未成年だけならまだしも「若気の至り」ですが、教官2名が同席していたことは、警察の倫理規律に大きな問題を起していると感じます。法を守る警官の学校で、このようなことが公然と行われていることに愕然とします。

酒をのまなくても十分に、意見交換、交流はできる。教官たちの認識の甘さと、法の番人としての自己管理の足りなさと思います。

もし、この若者のアルコール中毒がなければばれない。こんな浅はかな、指導教官は指導する資格がないと思う。小さな事件が、大きな事件を引き起こすと言われます。警察の意識改革が必要と感じる事件と思う。

毎年、大学で追い出しコンパ、歓迎コンパ等々、行われて、毎回「急性アルコール中毒」で救急搬送の記事が出る。飲酒は20歳、特に社会の指導的立場の人は、公の影響を考えて、若い人たちに教示を与えるような行動をして欲しいと思う。

今後の京都府警の対処を注目したい。


・偉人の一言
昭和の東洋哲学者安岡正篤氏の訓示から、

「本当の正しさ」~なんでもない行動にこそ~
 人間の本当の正しさは、ちょっとした日常の挨拶や振舞いにあらわれ、何でもない行動に、案外人間の内容やその背景を知ることができる。それに反して、体操偉そうで大げさなことを言うものは当てにならない。こんな人ほど、家の中や友達との付き合いになると、とんでもない愚劣なことを平気でやるものだ。
 (以上、『安岡正篤「こころ」に書き写す言葉』より)


 リーダーは、日常の行動で示してこそ、真価が表れると思います。何時の時代も、教育は率先垂範の実践が大事と思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:19│Comments(0)意見・異見
 
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