2013年04月02日

3つの気づき、文藝春秋、セイコウ、シンガポール航空、他

3つの気づき、文藝春秋、セイコウ、シンガポール航空、他

おはようございます。今朝は、雨が降っていて、ウォーキングはお休みです。

日曜、月曜と、東京の社会活動家の木内孝氏が、熊本へ来られて、日曜日は八代市で、「第3回美しい日本を残すために協力し合う会」が開催され参加しました。

昨日は、朝食をしながら時事談義を1時間ほどして、午前中は参加型映画を創る活動と英語塾を主催する方を訪ね、1時間半語りました。昼食は、熊本の元気企業家、市議、環境活動家の4人と意見交換した後、熊本県副知事を訪問しました。

宇土市役所では、宇土市長との意見交換の予定が、企画関係の職員がほぼ全員参加の意見交換になりました。木内孝氏が、「こんな事は、初めて」と語るほど、破格の対応で、私としても驚く出来事でした。

空港では、前熊本学園大学の学長と約1時間、日本の大学事情について、喧々諤々の議論が続き、地方大学の厳しさ、研究者、教授の実情を聞き、日本の大学危機を知らされました。

宇土市長訪問の前、移動中に聞いたのが、3つの気づきの話しで、

1つが、50年前の話で、文藝春秋の話題。文藝春秋の名物編集長に木内孝氏が聞いた「何で文藝春秋は、毎月毎月とても広い見出し(話題)ができるのか?」と。すると編集長は、「私が知りたい、聞きたいことを載せている」と語った。

2つめが、時計のセイコウのはなし。
セイコウ、服部時計は、何で毎年新しいモデルを作るのか、創業者の服部氏に聞いた。すると、世界の時計売り場はほぼ同じ売り場(展示スペース)で、たくさんもモデルを並べることでセイコウを知らせることと、他のメーカーが入れないために、やっている。

3つめが、シンガポール航空のイメージ戦略の話。前シンガポール航空会長がやっていたこと。まず、社員の規律を厳格にすること。次が広報、イメージ戦略、広報活動で、普通ならシンガポールの広告代理店と共に広報をやるのだろうが、オーストラリアの広告代理店に、世界の著名な雑誌やメディアと30年間契約の広告を契約させ、破格(安い)の広報費に抑え、シンガポール航空のイメージを世界の航空利用者へ刷り込みを続けている。

この3つの気づきを引き出したのは、質問にあります。日本人は、質問をしない。会議、講義で、手をあげて質問する人は、とても少ない。現代の教育現場に必要なのは、質問力のような気がします。質問したことは、忘れないし、自分の能力に加えられる。

会議で、手をあげて聞く習慣を、地方から始めたいと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 05:16│Comments(0)意見・異見
 
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