2014年06月02日
(不争の徳)奈良時代から続く日本精神を忘れずに人付き合いを考える
(不争の徳)奈良時代から続く日本精神を忘れずに人付き合いを考える
おはようございます。今朝のウォーキング、山の空気も湿度が高いような気がしました。昼過ぎから九州は雨になるようで、猛暑に一息つけるかもしれません。
さて、出る杭は打たれる、目立ちすぎると足を引っ張る、上から目線は敬遠される、色々言葉はありますが、どうも日本人は、才能をひけらかすことが嫌がれるように感じます。“自分が一番”と思った瞬間にフッと優越感が、表情に出るのだろう。
日本は、大陸から様々な文化が入ってきました。儒教、仏教を代表に、精神文化も多く入ってきました。中国古典を勉強することは、日本の現代社会の人々の考え方を知ることができるのかもしれません。
江戸期に読まれた世渡り教訓の書『菜根譚』に、謙譲の美徳のすすめの言葉が多くあります。自分の才能を鼻にかけ得意顔をしたり、得意分野ではしゃしゃり出たりすると、「なんだあいつは」となる。謙虚であれば、マイナスイメージを避けることができる。
と言いながらも、実力は時々示すこともしなさいと、反対の訓示があります。要は、たまに実力を示し、日常は周りに任せる。
「立派な指導者は、グループ(国民)を統治しようとする時には、謙虚な態度でへりくだる。指導しようとする時には、自分は後に退いて指導者ぶらない。だから、上に座っていても、関係者(国民)は思いと感じないし、先に立っていても、邪魔だと感じない」
これを『老子』では、「不争の徳」と読んでいる。
「善ク敵ニ勝ツ者ハ与ワズ、善ク人ヲ持ウル者ハコレガ下トナル。コレヲ不争ノ徳ト謂ウ」
解説によると、謙虚であり謙譲であることは、たんなる消極的な、受け身の徳目ではない。むしろそれは、人々の支持を集めるための武器であり、きびしい乱世を生き残るための処世の知恵でもある。
昨日書いた、『三国志』の英雄・劉備玄徳は、勇猛だが謙虚さも持ち合わせた指導者だった。力及ばずだが後輩に任せ、時々指導を加える程度が、信頼されるような気がします。『論語』『孟子』『老子』『菜根譚』等々、古代から中国思想の影響を受けてきた日本人は、グローバル化の現代においても生活文化の面では、奈良時代から続く日本精神を忘れずに、人付き合いをしたが良いのかもしれません。
〈太陽の活動のピークは12年周期?〉
今日も全国的に猛暑が続くようです。24年前とても暑かった。12年前もとても暑い日が続いた。今年は、5月から30℃を超える暑さ。24年前に聞いた話ですが、「太陽の活動がピークになるのが12年周期」だそうです。今年は、その年に当たるので、酷暑の夏になるような気がします。外出する時は、こまめに休憩を取り、水分補給がいつでもできるようにしたがよいと思います。
おはようございます。今朝のウォーキング、山の空気も湿度が高いような気がしました。昼過ぎから九州は雨になるようで、猛暑に一息つけるかもしれません。
さて、出る杭は打たれる、目立ちすぎると足を引っ張る、上から目線は敬遠される、色々言葉はありますが、どうも日本人は、才能をひけらかすことが嫌がれるように感じます。“自分が一番”と思った瞬間にフッと優越感が、表情に出るのだろう。
日本は、大陸から様々な文化が入ってきました。儒教、仏教を代表に、精神文化も多く入ってきました。中国古典を勉強することは、日本の現代社会の人々の考え方を知ることができるのかもしれません。
江戸期に読まれた世渡り教訓の書『菜根譚』に、謙譲の美徳のすすめの言葉が多くあります。自分の才能を鼻にかけ得意顔をしたり、得意分野ではしゃしゃり出たりすると、「なんだあいつは」となる。謙虚であれば、マイナスイメージを避けることができる。
と言いながらも、実力は時々示すこともしなさいと、反対の訓示があります。要は、たまに実力を示し、日常は周りに任せる。
「立派な指導者は、グループ(国民)を統治しようとする時には、謙虚な態度でへりくだる。指導しようとする時には、自分は後に退いて指導者ぶらない。だから、上に座っていても、関係者(国民)は思いと感じないし、先に立っていても、邪魔だと感じない」
これを『老子』では、「不争の徳」と読んでいる。
「善ク敵ニ勝ツ者ハ与ワズ、善ク人ヲ持ウル者ハコレガ下トナル。コレヲ不争ノ徳ト謂ウ」
解説によると、謙虚であり謙譲であることは、たんなる消極的な、受け身の徳目ではない。むしろそれは、人々の支持を集めるための武器であり、きびしい乱世を生き残るための処世の知恵でもある。
昨日書いた、『三国志』の英雄・劉備玄徳は、勇猛だが謙虚さも持ち合わせた指導者だった。力及ばずだが後輩に任せ、時々指導を加える程度が、信頼されるような気がします。『論語』『孟子』『老子』『菜根譚』等々、古代から中国思想の影響を受けてきた日本人は、グローバル化の現代においても生活文化の面では、奈良時代から続く日本精神を忘れずに、人付き合いをしたが良いのかもしれません。
〈太陽の活動のピークは12年周期?〉
今日も全国的に猛暑が続くようです。24年前とても暑かった。12年前もとても暑い日が続いた。今年は、5月から30℃を超える暑さ。24年前に聞いた話ですが、「太陽の活動がピークになるのが12年周期」だそうです。今年は、その年に当たるので、酷暑の夏になるような気がします。外出する時は、こまめに休憩を取り、水分補給がいつでもできるようにしたがよいと思います。
<自らを鍛える>艱難辛苦は、成長するチャンスと思い立ち向かうこと。〜菜根譚〜
平々凡々。過ちなく過ごすが、真の功名。他人に怨まれないが、真の恩恵。〜菜根譚〜
生き延びてきた人生>有名著名が人生の王道ではない、平凡な生き方の中に道がそなわる。
<古い教え>知識や教養は、周りへは光らかしてはならない。〜菜根譚〜
<人生は誰に会うか?>相手を選んで接しているか?
<今が、大事>死んだ後には、妻も子ども財産も、何の役に立たない。〜菜根譚〜
平々凡々。過ちなく過ごすが、真の功名。他人に怨まれないが、真の恩恵。〜菜根譚〜
生き延びてきた人生>有名著名が人生の王道ではない、平凡な生き方の中に道がそなわる。
<古い教え>知識や教養は、周りへは光らかしてはならない。〜菜根譚〜
<人生は誰に会うか?>相手を選んで接しているか?
<今が、大事>死んだ後には、妻も子ども財産も、何の役に立たない。〜菜根譚〜