2008年06月14日
切れ味は内に秘める
切れ味は内に秘める
鋭い切れ味は、十分に磨いておかなければならない。ただし、切れ味は内に秘めて、おっとりと構えている必要がある。昔から、禍えおこうむるのは、十人のうち九人が切れる人物であった。おっとりした人物で禍をこうむったものは一人もいないのである。
ところが近ごろの人間は、ひたすら切れ味の鈍さだけを心配している。これは愚か以外のなにものでもない。
人間には、四つのタイプがあるのだという。
かしこかしこ :賢いことを表に出し続ける
かしこあほう :賢くみせて実は中身が無い
あほうかしこ :無知・無関心を装い、実は賢い人間
あほうあほう :全くの無知、無関心
言うまでもなく、理想は「あほうかしこ」である。ここで呂新吾が語っているのも、これに近いかもしれない。
(守屋洋訳『申吟語』、第2章:修養について)
(感想)
さっそうと、いつも先頭を走り、ニュースのなる人たちがいます。人の話題・アイデアをつまみ、それを利用して人々を魅了する人たち、社会を上手く泳ぐ人たちと言えるかもしれません。
でも、長い年月を経て行くと、だんだん中身が見えてきます。信用とは、そんなものかもしれません。ライブドア、グッドウィル、かつてあったものといえば、ねずみ講、豊田商事、もそうかもしれません。
「あほうかしこ」、先人たちの知恵を時々は、読み返すゆとりこそが大事なことのように思います。
鋭い切れ味は、十分に磨いておかなければならない。ただし、切れ味は内に秘めて、おっとりと構えている必要がある。昔から、禍えおこうむるのは、十人のうち九人が切れる人物であった。おっとりした人物で禍をこうむったものは一人もいないのである。
ところが近ごろの人間は、ひたすら切れ味の鈍さだけを心配している。これは愚か以外のなにものでもない。
人間には、四つのタイプがあるのだという。
かしこかしこ :賢いことを表に出し続ける
かしこあほう :賢くみせて実は中身が無い
あほうかしこ :無知・無関心を装い、実は賢い人間
あほうあほう :全くの無知、無関心
言うまでもなく、理想は「あほうかしこ」である。ここで呂新吾が語っているのも、これに近いかもしれない。
(守屋洋訳『申吟語』、第2章:修養について)
(感想)
さっそうと、いつも先頭を走り、ニュースのなる人たちがいます。人の話題・アイデアをつまみ、それを利用して人々を魅了する人たち、社会を上手く泳ぐ人たちと言えるかもしれません。
でも、長い年月を経て行くと、だんだん中身が見えてきます。信用とは、そんなものかもしれません。ライブドア、グッドウィル、かつてあったものといえば、ねずみ講、豊田商事、もそうかもしれません。
「あほうかしこ」、先人たちの知恵を時々は、読み返すゆとりこそが大事なことのように思います。
「争わず」一流の生き方とは何か?〜呻吟語〜
専欲は成り難く、衆怒は犯し難し(考えを押し付けるだけでは、大事業は実現しない)
(四つの難)事を行うものの心得 (その一)
道を志す者の七つの見識 「人情の識」
ねたみは人の大罪(呻吟語)
「無知なればこそ偶然に惑う」~呻吟語~
専欲は成り難く、衆怒は犯し難し(考えを押し付けるだけでは、大事業は実現しない)
(四つの難)事を行うものの心得 (その一)
道を志す者の七つの見識 「人情の識」
ねたみは人の大罪(呻吟語)
「無知なればこそ偶然に惑う」~呻吟語~
Posted by ノグチ(noguchi) at 06:54│Comments(0)
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