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2008年07月23日

(志と向上心)憤なくして大成なし

(志と向上心)憤なくして大成なし

 憤の一字は、これ進学の機関なり。舜何人そや、予(われ)何人ぞやとは、方(まさ)にこれ憤なり。(佐藤一斎『言志四録』)


(解 釈)
 憤とは発憤すること。「なにくそ」「負けてたまるか」という奮い立つ心をいう。この憤の一字が学問を進展させる機関車のようなものである。孔子の弟子の顔淵が発憤していった「(古代の聖人の)舜も、自分も、同じ人間ではないか」という言葉、これまさに憤である。


(感 想)
 発憤する思い「負けてたまるか」には、色々な対象があると思います。運動会のかけっこの相手、勉強で成績の競争、仕事だったら同期入社の仲間、事業を起こせば対抗する会社等々、競争相手があるものです。

 でも、こと学問(生き方)になると、現代人を対象せず、偉人、聖人が対象になることがあります。例えば、幕末の英雄の坂本龍馬、戦国の武将たち、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、古代であれば聖徳太子、大陸をみれば三国志の諸葛孔明、曹操、近代の曽国藩など、人の生き方を学ぶ対象は、事欠きません。

 要は、自分が何処を目指すかにあると思います。そして、一番の相手は自分自身、「怠け癖」を打ち消し、向上し続けるには、自分自身の弱気にたいして「なにくそ」と、発憤することが必要なように思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:04│Comments(0)斉藤一斎「言志四録」
 
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