2010年08月16日

高速鉄道物流システム研究会・第2回学習会の報告

高速鉄道物流システム研究会・第2回学習会の報告

 今回は、少人数でしたがとても中身の濃いものになりました。
 はじめに、第1回のアンケートの集計と問題点・利点を公表しました。
 新奇性、新鮮(鮮度)、安全、安心、・・・・
参加者からも色々意見も頂きました。

 宮本一斉氏から、「物流・観光・農水産」について、約40分間お話頂きました。
・細川知事時代 
 「廃県廃藩」、県が独立(自立)自尊の意識が必要。
 
 流通対策と、農業団体、漁協とは、新しい発想で意見交換必要

 チャンスは、具体的に考える ←(整理する) 

モノ(農水産品)は、消費者が欲しがるものを作る
  →鮮度(+安全・安心):海の産物

・現代から20年後の九州
 後継者不足、気候変動、漁業の取り過ぎ、
 
 南九州は、畜産王国。熊本は、農産物が多様化。
 
・何を運ぶか
 長野県、愛知県、関東エリアの農業と張り合うには、何をいつ作るかが勝負。

・農林水産業の現状
 現在の農業スタイル維持するためには金を動かす。
 それを維持するために借金が膨らむ

・県だけの発想で、観光+農産品の利用促進はむずかしい
 有明海、不知火海、阿蘇水系(緑川、白川、菊池川、・・)で物事を考える
 各観光地の強み活かし、いかに人を動かすか
 これからの観光は、環境と切り離せない+健康と安全(安心)

上記のことで気づくことは、机上の空論では何にも解決も発想も出てこない。「現場、現物、本人」の三現主義で、フュールドワークと人々の連携が大事と思いました。

 私は今、市議会議員選挙の活動も並行してやっていますが、兎に角動くこと、人と語ること、現場を見ること、現地で考えることが一番大事とつくづく感じます。ネットでは感じることのできない「臨場感(緊張感)」こそ、社会を動かすエネルギーを創り出すと思います。

 次回の学習会は、少し視点を変えて、環境ビジネスとネットワークをテーマに学習会を開催します。期日は、9月12日13:30~宇土市民会館会議室です。たくさんの参加をお待ちしています。  


Posted by ノグチ(noguchi) at 23:35Comments(0)宇土の出来事