2010年12月27日

寸陰を惜しむな~「ちょっとした時間」の値打ち~

寸陰を惜しむな~「ちょっとした時間」の値打ち~

昭和の儒学者安岡正篤氏の語録を集めた「心に書き写す言葉」の一節に次のことばがあります。

<以下、転載>

「寸陰を惜しむな」
  ~「ちょっとした時間」の値打ち~

 どんなに忙しい人にも、寸陰というものがあり、ちょっとした時間は必ずある。そのちょっとした時間をつかむ熟練をすること、案外時間はあるもので、寸陰を惜しんでやっていると、その寸陰、長い時間と同じか、あるいはそれ以上の値打ちが生じてくるものだ。
 (以上、「心に書き写す言葉」より)

江戸期後期の儒学者佐藤一斎の「言志四録」に、三上の読書の教えがある。

一つ、馬上の読書。
二つ、就寝前(枕上)の読書。
三つ、便所(雪隠の上)の読書。
一、枕の上での読書は、長くは続かないが繰り返しに有効。
二、上の読書は、現在の信号休み中の走り読み、これも繰り返しに有効。(私も利用)
三、便所の読書は、我が家でのトイレに書棚を置き、自分の読む本と子どもに読ませたい本を置いている。

 暮に、長い話になりました、ご容赦ください。今日は、研究所(設計事務所)主催の忘年会、2週間前から、その年出会った気になる人に声をかけて開催しています。今回の年末車座談議は、どんな結果になるか後日報告を致します。
 年の瀬、今日を含めて5日になりました。多用・多忙とは思いますが、体調に気を付けて乗り切りましょう。

*参考資料:『安岡正篤「こころ」に書き写しことば』
  


Posted by ノグチ(noguchi) at 11:02Comments(0)