2022年10月14日

蟹(カニ)は甲に似せて穴を掘る。人は心に似せて家を営む。さらば、家に大小あれば、心に大小あり。〜沢庵和尚〜

蟹(カニ)は甲に似せて穴を掘る。人は心に似せて家を営む。されば、家に大小あれば、心に大小あり。〜沢庵和尚〜

沢庵和尚は、漬物もの"たくわん"の方が有名ですが、いろんな示唆を与える言葉を残しています。

蟹の甲羅と人の心の大きさから、人間のスケールについて語った言葉ですが、人間分析の鋭さを感じます。

沢庵和尚曰く、

「とかくに身に縛られて心を狭くするなかれ、常に広い心を持て」

ということだと思います。人生は短い、さて、私は心を広く持って生活しているのか?

そんなことを考えた朝です。

*参考資料:半藤一利著『この国のことば』


同じカテゴリー(リーダーの名言)の記事画像
<己に克つための極意>「意なし、必なし、固なし、我なし」〜敬天愛人〜
同じカテゴリー(リーダーの名言)の記事
 >足跡の連なりが人生となる。「人生は、手ぶらで生きて、手ぶらで死ぬのがいい」〜升野俊明語録〜 (2024-04-04 05:35)
 <六十にして思う>すべては「因」と「縁」によって生じる。準備あるところにチャンスは訪れる。〜禅語より〜 (2023-09-10 13:47)
 <嚶鳴の状況>物事が成り立つ時は、必ず同じ志や方向性を持つ人や物が共振共鳴して、引き寄せる。 (2022-09-06 06:57)
 <盛者必衰の理>満月が必ず欠けるように、物事も盈(み)ちれば、それは久しく続かない。〜『易経』〜 (2022-08-16 05:28)
 <田辺聖子風「教える」>幸福な人はむつかしいことを考えたがる。世間話、噂話、等々。〜『苺をつぶしながら』〜 (2022-05-06 06:39)
 <凡人か、凡人でないか>朝から自問自答した、中村天風氏の言葉「凡人、真人、至人」。さて私自身はどうか? (2022-02-21 06:35)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。