2009年03月13日

「詩人ゲーテ」えり(衿)を正す、五つの教え、五つの苦言

「詩人ゲーテ」えり(衿)を正す、五つの教え、五つの苦言

 数日前から、「ゲーテ格言集」を、信号停車や昼食時に目を通しています。「目で読むな、心で読め」と言われて、ハッとする事がありした。格言は、自分を前向きにしてくれるような言葉がたくさんあります。一度、手に取って目を通して頂き、ご意見等頂けるとありがたいです。

(本文より)

・五つのこと
 五つのこと五つを生ぜず。
 汝(なんじ)、この教えに耳を開け。
 おごれる胸には友情めばえず、
 礼にならわざるは、卑賤(ひせん)の仲間、
 無頼の徒は大をなさず、
 嫉(なた)むものは弱点をあわれまず、
 虚言をなすものは、誠と信を望み得ず――
これを胆に銘じ、ゆめ惑わさるるなかれ。
(西東詩編「観察の書」から)

・他の五つのこと
 時を短くするは何ぞ? → 活動!
時を堪え難(がた)く長くするは何ぞ! → 遊情!
負債をおとしいるるは何ぞ! → 手をこまぬ(ね)いて待つこと!
 利益を得るしむるは何ぞ? → 長く思案をせぬこと!
 名誉を導くは何ぞ? → おのれを守ること!
   (西東詩編「観察の書」から)


 師の一人、木内孝氏がかかれた本に、「畏敬」、「衿持(きんじ)」を忘れた日本人というタイトルで本を出された

>おごれる胸には友情めばえず

 おごりたかぶった人の側には行きたくないのが本音と思います。

>虚言をなすものは、誠と信を望み得ず

 信用こそ、一人ひとりが社会に存在する評価を思いますが、日々の暮らしに中で、どう行動し、何を発言するか、人からの評価はなかなか厳しいと思います。正論の唱えると、煙たがられる存在になるとして、意見をあまり言わない社会になっているようの思え、人々の思いがすれ違っているようも感じます。

 これからの社会活動は、自動車、携帯電話等のモバイルシステムと行動グループの小規模化(家族化)が進んでいると思います。人の交流が疎遠になれば、ますます一度の出会い(チャンス)が大事になってくると思います。

 11年続けてきた異業種交流会「四季の会」を、小さいながらも継続する事が大事なように感じています。もし、興味があれば、次回「春の会(予定)」の異業種交流会へご参加頂けるとありがたいです。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 22:48│Comments(0)リーダーの名言
 
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