2009年09月25日

平和の最大の障害物は、無関心という壁

平和の最大の障害物は、無関心という壁

 46年前ある大学でのジョン・F・ケネディ大統領の卒業式でのスピーチが、全文ソ連で紹介された。このスピーチこそ、核兵器開発にブレーキをかけた世界へのメッセージとなった。作家の落合信彦氏の著書「ケネディからの伝言」から、抜粋を紹介します。

(本文)
平和とは理性的な人間の理性的なゴールでなければならない。平和の追求を戦争の遂行ほど劇的なものではなく、往々にして無関心という壁にぶち当たる。しかし、これほど重要かつ緊急を要する事柄はない。(中略)

互いの相違点が存在することは認めよう。しかし、同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決にも努力しよう。
 そして、もい今相違点を克服できないとしても、少なくとも多様性を認めるような世界を作る努力は成せる。まぜなら、最終的にはわれわれの最も基礎的な共通点は、皆この小さな惑星に住み、皆同じ空気を吸い、皆子どもたちの未来を大切に思っている。そして、皆死んでいく身なのだ。(中略)
 (以上、落合信彦著「ケネディからの伝言」)

心を動かす言葉は、時代を越えた響きがあります。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:28│Comments(0)リーダーの名言
 
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