2009年11月17日
「大義を世界に」小楠生誕200年記念国際シンポジウム後5日、
「大義を世界に」横井小楠生誕200年記念国際シンポジウムまで5日、
昨日は、午前中は土曜日に開催される横井小楠生誕200年記念国際シンポジウムの準備のため、熊本市内の横井小楠に縁のあった地域や施設を回った。昨日の坂本龍馬の命日で、晩年の横井小楠の私塾「四時軒」後を整備した横井小楠記念館と、合わせ最近は訪問者も増えている。
昨日の龍馬の命日に、数名の龍馬ファンが集まった、「四時軒」は、小楠の江戸での失敗(失態)で、藩から厳しい罰が下り、謹慎状態の時、藩校とは一線を隔し、それまでの全国の志士たちと情報交換しながら、日本の行く末を思案し続けた。
・全国の志士と交流を持つ
吉田松陰や坂本龍馬、他の福井藩、柳川藩、をはじめ、小楠の士道を中心にした、富国強兵策の教示を受けに、全国から訪問者が会ったといわれる。
地元熊本の志士たちも、四時軒に集い、その若者が明治の熊本の教育、医療、産業、福祉、政治等の分野で大きな成果を残した。
・熊本藩の行財政改革から「時習館」設立
熊本藩は、宝暦の改革以来、人材育成(時習館)、医療教育(再春館)を中心にして、士族だけでなく、一般に農民や商人の子弟も広く受け入れ、官民上げての人材育成に力を注いだ。そのお陰で、明治期には、様々な産業が起こされ、九州だけでなく、日本のアジア拡張政策の中で経済発展を続けた。
・机上の学問でなく、実行する「実学」を重視
机上を勉強を嫌い、崇高の志士の志を掲げし、実利に適った「実学」を重視する教育方針は、今でも十分通用する教育の理念と思います。小楠は、「世界に通用する一等国を目指したと言われます。その一等国をリードする人物は、一流(一等)の人物でなければならない」と、いくどとなく説いています。
・小楠の大義は「平和外交」(世界の世話役)
国が大きかろうが、小さかろうが、互いを尊敬しあえる国と交流・交易をするような世界を作るために、役にたつ「世界の世話役」を日本は目指すべきと教示しています。
海舟は海軍を作り海防を固め、龍馬は海援隊を作り世界貿易を目指しました。明治維新をリードした偉人が、時代の流れの中で、若くして命を落とす中で、横井小楠は60歳まで生きたことが、富国強兵でない、平和外交を中心にする「大義」を掲げ、世界平和、交易を重視する国交の考え方に至ったように思います。
・大義を世界に
しかし、あの明治維新がなかったら、日本も列強の植民地になったいたかもしれない。日本の行く末を憂えて、東奔西走した志士たちの意志を私たち現代人が、学び、次の時代を模索して苦悩する国家を良き方向へ進ませる努力を実践しないといけないと思います。
「大義を世界(四海)に拡げる」
その大義が、゛世界平和 ゛であることを願うばかりです。
異業種交流会「秋の会(望年会)」のご案内
異業種交流会「夏の会」は、当日参加も加えて30名になりそうです。
今年前半の私が主催する主な活動
講演テーマ「今必要な言葉の力とは~小学校の教室からの事実~」
兵庫県副知事の金澤和夫氏講演会『地方自治の未来を探る』
異業種交流会「夏の会」~潮谷義子氏(前熊本県知事)講演会~
異業種交流会「夏の会」は、当日参加も加えて30名になりそうです。
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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:38│Comments(0)
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