2012年12月07日

平常時から、常に危機を想定し、物心の準備を怠らない

平常時から、常に危機を想定し、物心の準備を怠らない

おはようございます。今朝は、寒いですね。北日本の吹雪は、その厳しい気候の現れと思います。今年は、北半球の偏西風が変形して流れて、ヨーロッパや日本に寒気が下るようになっていると、ニュースが報じていました。

さて、中央自動車道路のトンネル事故は、日本に大きな衝撃を与えました。しかし、全国の高速道路管理会社のトンネル保全のやり方が違ったことが、落下の原因につながったことが、今朝のニュースで報じられた。

保全マニュアルの読み違えによるようで、危機管理の甘さが、原因ではないかと思っています。

下野した西郷隆盛は、若い世代に政治を語った折り、「政治は、危機管理」と語り、その心づもりを、「無事は有事のごとく、有事は無事のごとく」、無事とは、現代で言う平常時(平時)。有事とは、危機に直面した時。

危機に直面した時、平常心で対処できるように、平時から様々な危機を想定して、物心ともに準備を怠らないこと。

私は、人に初めて会うときは、余り準備をせず、頭は真っ白な状態で対面します。その方が、相手の意見を受け入れることができます。

自民党の安倍総裁が、野田首相のいきなりの解散宣言に、言葉を詰まらせた。西郷隆盛の言う、危機管理は、この様な人と人の対峙のことも想定している。

西郷隆盛が、帝の防衛で、御所の警護している時、長州の久坂玄瑞を大将とする軍隊が、京都で騒乱が起こした。久坂玄瑞は、大砲や小銃が飛び交う陣屋の中で、若い隊士たちへ指示しながら、静かに本を読んでいたと言う。

久坂玄瑞は、坂本龍馬に多大な影響を与えたと言われる有能な吉田松陰の高弟であります。リーダーは、順風満帆の時より、危機になった時こそ真価が問われる。

平時から、将来起こりうる想定外の事件も含め、物心ともに準備を日々怠らないことが、重要のようです。


同じカテゴリー(私の意見)の記事画像
「活殺自在」、自然や環境というのは、未来の子供たちから預かっている社会的共通資本。
今日の熊日新聞の投稿欄「読者の広場」に、国会議員削減の提案の投稿文。
今日は、宮崎市で開催される宮崎平成義塾の集まりに参加、他。
(都市と地方)「国家財政危機」菅首相が消費税引き上げに前傾
(東京報告)「環成経」、スカイツリー、出会い、他
本完成「なかまづくり まちづくり」(「八十八の実践報告」)
同じカテゴリー(私の意見)の記事
 人間、誰と付き合うか、周りは見ていることを忘れてはいない。〜『荀子』〜 (2023-09-02 19:07)
 <人生は出会いて決まる>動かなければ、我が家の"景気(動き)"は良くならない。〜自論〜 (2020-12-05 10:16)
 <藩校の顕彰>熊本藩の藩校「時習館」教育の研究活動が必要と思う。 (2019-07-14 08:56)
 <スポーツの力>錦織選手の決勝は9日の午前6時。全米勝てば世界のトップ5。 (2014-09-08 17:03)
 歴史の現場視察(ウォッチング)は、学問の基本ではないのか。 (2014-08-27 12:20)
 「活殺自在」、自然や環境というのは、未来の子供たちから預かっている社会的共通資本。 (2014-08-26 08:52)

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:17│Comments(0)私の意見
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。