2013年05月02日

改革派の首長は、任期の中期から成果を残さないと、次はやばい。

改革派の首長は、任期の中期くらいから成果を残さないと、次はやばい。

朝から、建築の打ち合わせを終えて、家族の用事を済ませて、やっと昼食を取っています。午後は、地域の先輩の葬儀です。父の同級生で、子供のころとてもお世話になった方です。

さて、移動中の車のなかで、停車中に目を通した本から、少し思ったことを書きます。

2002年に横浜市長に就任した中田宏氏が『ガイアの夜明け』に、2005年11月22日の放送に登場して、大きな反響があった。その要旨が書かれた『ガイアの夜明け 不屈の100人』にあった。

いくつか、発言を抜粋すると、なかなか激しい内容です。(以下、本から転載)

「同じ仕事を通常の5倍も10倍も(時間を)かけて許されるようなことは、民間ではあり得ない。そういう人に対しては、今後は分限処分(解雇)をきちっとしていく。人事評価など仕組みを整えて、意識を変えてもらわなければいけない」

「人的なもの、仕組み、サービス、こういったものを全部ひっくるめて゛行政の在庫調整゛。今この時期にあらゆる方面から行政の在庫調整をやらないと、これからの時代に耐えられない」

スカッとする言葉です。あれから10年が過ぎ、中田市長は現在存在しませんが、その影響は、全国の自治体改革に及んでいます。

最近の自治体改革で、西の横綱と私が思っているのが、九州の佐賀県武雄市の樋渡啓佑市長の改革は、革新的な発想と、即実行の行動力にあると思っています。樋渡市長と中田宏氏は、実行力のある政治家と思います。

改革は、スピード感を要求されます。中国古典の諺に「花に百日の紅なく、人に千日の好なし」があります。1000日とは、約2年7ヶ月くらいになります。人への好(好感)を期待と読み替えると、余りに何も出来なかったら、人心は離れていく。

改革派を唱えて登場した首長は、任期の中期くらいから実行しないと、次のチャンスは無くなる。忘れてはならない、先人の訓示と思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 13:01│Comments(0)リーダーの名言
 
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