2009年08月16日

(言葉の力)五木寛之著「人間の覚悟」の心に響く言葉

(言葉の力)五木寛之著「人間の覚悟」の心に響く言葉

 週間新潮の広告に、五木寛之氏の著書「人間の覚悟」の広報が掲載されていた。中身はまだ読んでいませんが、その中の言葉が少し紹介されていました。

 国最後まで国民を守りはしない。

統計や数字より自分の感覚が大切。

人生から決して鬱は取り去れない。

「夢」の多くはむくわれないもの。

死を見つめて、一日を充実させる。

権利と、保障されることとは違う。

信じる、疑う、両方を握り締める。

知識や情報を減らし智恵を深める。

 努力しても老いにアンチなどない。

善行も、愛も多くはむくわれない。

人間関係はただ相手に尽くすこと。

人間の縁は密着しすぎると難しい。

永遠の友は思い出の中にだけいる。

人脈は自分で作れるものではない。

失うと分かったものしか愛せない。

友人も恋人も夫婦もいずれ別れる。

人の面倒を見ずには生きられない。

苦しみも悲しみも自分で引き受ける。

世の混沌を脱出する方法などない。
(以上、週間新潮5月2日号より)

 広報の冒頭に、次のような言葉で本が紹介されていた。

「社会に出るとき、生きる厳しさを知ったとき、必要なのは浅薄な知識や、世渡りのテクニックではな。『覚悟』である」(中略)

 五木寛之氏の言葉に、惹かれる一人として、お盆休みに妻の実家にあった週間新潮の「人間の覚悟」の見出しの言葉に惹かれ、借りてきました。
 論語の中にもある、多くの教示が現代語で書かれているという気がします。

>人脈は自分で作れるものではない

 異業種交流会を主催して12年目になりますが、人脈づくりは自分とその周りの人との係わり合い、更に私の行動を見ている人たちの支援によって、少しづつ、少しづつ広がってきました。上記の言葉に、非常に共感します。

>知識や情報を減らし智恵を深める。

真理を究める良識こそ大事と思っています。

>人間の縁は密着しすぎると難しい

「君子は、淡交なり」、密接な交流は互いにキツイと思う。

これまで、五木寛之氏の著書を数冊読んできました。その中でも、興味があった「他力(TARIKI)」のコミュニティ(ミクシィ)を作っています。ご興味があれば、ご参加下さい。

・「他力(TARIKI)」五木寛之
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4176735

お盆休暇のUターンの日ですが、多くの思い出を持って帰宅されることを願っています。

*参考資料:五木寛之著「人間の覚悟」(新潮新書)  


Posted by ノグチ(noguchi) at 10:13Comments(1)他力(TARIKI)