2009年04月20日
慶應義塾の教育、3つの目的と3つの国民力
慶應義塾の教育、3つの目的と3つの国民力
ここ数日、江戸期の義塾の起こりや理念をかいた本を読んでいますが、教育者福沢諭吉が慶應義塾を作った理念はどういうものか、とても興味がありました。童門氏の「義塾の原点」に、慶應義塾の3つの目的と、国民に必要な3つ能力(資質)がありました。
<教育の3つの目的>
・ひととおりの知識や見識を持っていること
・独立の生計をいとなむだけの能力を持っていること
・高尚な品格をそなえていること
自分の意見を持ち、生きる力、そして徳のある人間を目指した。
そこで生れたのが、『学問のすすめ』の名言、
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
また、福沢諭吉の目指した日本の国民(国家観)は、どんなものだったかも紹介されていました。
<国民に必要な3つ能力(資質)>
・個人の人格の 平等尊重
・実証的探求を重んじる科学的精神の鼓吹
・日本の国を愛する心の振作
これは、日本国民のあり方を国民的規模で考えたものと思います。
余談で、紹介されていたのが、福沢諭吉は「廃藩置県」の実施を評価し、よろこんだ。
「廃藩置県こそ、個人を縛りつけていたいろいろな規制から脱し、自由を与えるものだ。」「廃藩置県こそ明治維新の成果である」
*参考資料:童門冬二著「義塾の原点」
ここ数日、江戸期の義塾の起こりや理念をかいた本を読んでいますが、教育者福沢諭吉が慶應義塾を作った理念はどういうものか、とても興味がありました。童門氏の「義塾の原点」に、慶應義塾の3つの目的と、国民に必要な3つ能力(資質)がありました。
<教育の3つの目的>
・ひととおりの知識や見識を持っていること
・独立の生計をいとなむだけの能力を持っていること
・高尚な品格をそなえていること
自分の意見を持ち、生きる力、そして徳のある人間を目指した。
そこで生れたのが、『学問のすすめ』の名言、
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
また、福沢諭吉の目指した日本の国民(国家観)は、どんなものだったかも紹介されていました。
<国民に必要な3つ能力(資質)>
・個人の人格の 平等尊重
・実証的探求を重んじる科学的精神の鼓吹
・日本の国を愛する心の振作
これは、日本国民のあり方を国民的規模で考えたものと思います。
余談で、紹介されていたのが、福沢諭吉は「廃藩置県」の実施を評価し、よろこんだ。
「廃藩置県こそ、個人を縛りつけていたいろいろな規制から脱し、自由を与えるものだ。」「廃藩置県こそ明治維新の成果である」
*参考資料:童門冬二著「義塾の原点」
「人間から生きがいを奪うほど残酷なことはない。人間に生きがいを与えるほど大きな愛はない」〜神谷美恵子〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<知性の徳、意志の徳>正しさとは、他者に対する負い目(恩恵?)を自覚すること。〜トマス・アクアナス〜
<六十にして思う>すべては「因」と「縁」によって生じる。準備あるところにチャンスは訪れる。〜禅語より〜
悪口は必ず相手の耳に入り、いつかどこかで反撃される。〜史記〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<知性の徳、意志の徳>正しさとは、他者に対する負い目(恩恵?)を自覚すること。〜トマス・アクアナス〜
<六十にして思う>すべては「因」と「縁」によって生じる。準備あるところにチャンスは訪れる。〜禅語より〜
悪口は必ず相手の耳に入り、いつかどこかで反撃される。〜史記〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 08:03│Comments(1)
│偉人
この記事へのコメント
廃藩置県は、ある外国人からも高く評価された。
廃藩置県で、関所が廃止され、ハンセン病患者の出入りができるようになり、本妙寺に並んだ。昭和14年にある老女がハッキリ発言した。明治4年からハンセン病患者は本妙寺に並んだ。その老女は逆算すると明治4年は29歳である。わざわざ明治4年と書かれているのである。これは、私は重視すべきと考えた。
本妙寺ハンセン病集落の歴史 より
廃藩置県で、関所が廃止され、ハンセン病患者の出入りができるようになり、本妙寺に並んだ。昭和14年にある老女がハッキリ発言した。明治4年からハンセン病患者は本妙寺に並んだ。その老女は逆算すると明治4年は29歳である。わざわざ明治4年と書かれているのである。これは、私は重視すべきと考えた。
本妙寺ハンセン病集落の歴史 より
Posted by Ichiro at 2009年04月20日 18:06