2009年11月09日

「人生が変わるかもしれない」という感覚を感じる時

「人生が変わるかもしれない」という感覚を感じる時

 人は、出会いや、体験から、「ハッ!」とする瞬間があると思います。

 「そーか、これだったのか!」

 と気付きから、新たな発想や道が見つかることが、人生に何度かあると思います。
 
 それは、危機かもしれませんし、チャンスかもしれません。 

 しかし、日々凡庸な感覚で生活していると、そのチャンスをつかむことができないとも言われます。世の中の変化に関心を持つこと、周りの人の語る言葉に耳を傾けることが大事と思います。

 伊藤肇著「人間学」の次の一節がありました。

(本文より)
 学問は人間を変える。また、人間を変えるような学問でなければならない。そして、その人間とは他人のことではなく自分のことである。他人を変えようと思ったら、まず自分を変えることである。(中略)


(感想)
 「尽心」(じんしん)という言葉があります。心を尽すという意味ですが、本当の意味は、自分の心と向き合い、自分の心を育てるような努力をすることと、中国古典の解説書で読みました。
 自分を変える学問、「尽心」の実践が私は大事と感じます。

 心を尽し、学問に打つ込むことこそ、自分を変えて行くのだと思います。

 「尽心」

 心尽す、そんな日々の積み重ねを大事にしたいと思います。

*参考資料:伊藤肇著「人間学」


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:43│Comments(0)故事、名言、スピーチ、等
 
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