2013年09月09日

〈里山資本主義〉林業を生活の糧に生きる人が出始めている。

〈里山資本主義〉林業を生活の糧に生きる人が出始めている。

メガソーラーブームが、少し落ち着きはじめたが、まだまだ使える広い土地探しが続いている。今日の話は別の取り組みで、数字的には小さいが、木質系を中心とする中山間地域での新産業起こしです。古くて新しい産業の話題ですが、これに火をつけたには、電力買取制度です。

中山間地域の地域活性化で有名になった徳島県上勝町の”葉っぱビジネス”ですが、これまた季節を感じさせる草木の葉っぱを、料理に季節感を感じさせるやめに添え物として使うことをビジネスに仕上げた取り組みです。これも木質系の仕事とも言えます。

今日の話は、同様の木質系でも、針葉樹の間伐を発電や燃料に使うバイオマス事業です。その中でも、期限付きだが再生可能エネルギーから作った電気の買取価格が3円から25.2円に上がり、さらに間伐材利用なら33.6円で買い取る法律を通した。これにより、新たな古くて新しい木質系発電が活況になってきた。

1997年九州ではじめての新エネルギー研修会が熊本市で開催され、当初からスタッフとして参加し、様々なことを学ぶことができた。実は、この準備段階で技術者仲間のグループ結成の要請があり、その仲間がだんだん広がり、現在の異業種交流会になりました。

一つの例は、岡山県真庭市が進める里山にエネルギー産業を起こす取り組みが、電力買取制度の制定から動き始め、九団体が出資した電力会社を設立し、発電量1万kwの発電施設を作る。この前段階として、間伐材のチップを燃料に使うバイオマス事業始まっいて、若い青年が岡山市の自動車販売会社を辞めてUターンして来ていると本で紹介されている。その若者の感想は、

「働いてみるといろいろなものが面白い。汗をかいて自然の中で生きるのも、僕にはあっているのだと気づきました。木材産業なんて古くさいと思っていたら、バイオマスって、実に時代の先端なのだと知り、とてもやりがいを感じています」

この青年の仕事は、クレーンを自在に操り間伐材を運ぶこと。自動車販売会社の収入より、ボーナスは減ったが月々の収入は変わらない。また実家から仕事に行くので、様々な面で費用がかからないので、かえって豊かになり、そこでの仕事にやりがいを持ったようです。

最近の中山間地域の産業、木質系の発電や燃料事業、少量多品種の農業、民泊や生活体験のグリーンツーリズム等、いわゆる里山をベースに新たに産業育成が始まっている。これを「里山資本主義」なる言葉で、官民が推奨し始めている。

震災から2年半になろうとするのに治まらない福島第一原子力発電所の事故処理作業。2020年オリンピック召致でも、汚染水問題がまた懸念材料として世界のメディアが注目している。これに合わせるように、国が原発事故処理に使う国費は、うなぎ上りに上がっている。

原発の設置に使われる費用、廃炉に使われる費用を考えると、バイオマス発電は高いとは思えない。ぜひとも、再生可能エネルギーの推進を国に求めて行きたい。早い時期に、原発と化石燃料に頼らない社会を実現し、燃料・資源で紛争に怒らない世界を実現できればと願うばかりです。

参考資料:藻谷浩介著『里山資本主義』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 20:15│Comments(0)地域活動、まちづくり
 
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