2008年07月07日
(人物観察学)『三国志』の諸葛孔明の人物鑑定法、他
(人物観察学)『三国志』の諸葛孔明の人物鑑定法、他
色々な活動をしていると、多様な人物と出会います。人と語ると人物評価の好きな人がけっこう居ることに気づきます。この人物評価は、実際に仕事の成果に大きく関わることでもあります。私自身は、人を評価を参考にはしますが、必ず自分で本人を会い、色々語り、日常の行動や発言を検証し、どんな形で付き合うか、深く関わるか、一般の方と同じように挨拶程度の付き合いにするか、日々が真剣勝負と思っています。
偉人たちも、部下の選定に相当苦労したようで、人物評価の方法もいくつか伝えられています。三国志の英雄、諸葛孔明もまた、国家を維持するために多くの人材を登用したのだと思います。そこで『三国志』の名宰相、諸葛孔明の人物鑑定法は、次に7項目が伝えられています。
一、ある事柄について善悪の判断の態度がどう変化するかを観察する。
二、ことばでやりこめてみて、相手の態度がどう変化するかを観察する。
三、計略について意見を求め、それによって、どの程度の見識をもっているかを観察る。
四、困難な事態に対処させてみて、相手の勇気を観察する。
五、酒に酔わせてみて、その本性を観察する。
六、利益で誘ってみて、その程度清廉であるか観察する。
七、仕事をやらせてみて、命じたとうりにやり遂げるかどうかによって信頼度を観察する。
この七項目は直接には、リーダーの立場から部下を評価する手がかりについて述べたものですが、広く人物鑑定法としても、当てはまる部分が多いと思います。
また、同時代の魏の政治顧問の李克の人物評に、「貧シテハ、ソノ取ラザル所ヲ視ル」とあります。「貧すれば純す」とも言う。貧したり窮したりしたときに、その人の志が問われるのかもしれません。
また、私の師がよく言われる「これからの人材に必要な、3つの要素は、先見性、魅力・磁力、(逃げない)責任力」も大事な要素と思います。
時代を読み、近づく社会の変化を的確に感じ、先手先手を打ち出す能力。人を引き付ける魅力は、「徳」とか、「人格」とか言うのですが、志しを持ち自分を高める努力を怠らないこと。そしてもっとも大事な要素は、事件、不肖等が発生したとき、責任逃れをせず最後までかかわり続ける責任力(感)が、いつの時代でも必要と思います。
友人知人、上司部下、更には家族親族も含め、相手と自分との関係を考え、周りがより良き方向に進むように考え、人の心を読み、行動したいと思います。
*参考資料:守屋洋著「中国三千年の興亡にみる『将たる器』の研究」より
<以前の日記>
・「開運のすすめ」張畏岩の事例 その1(開運は謙虚にあり)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=861762230&owner_id=2182841
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞(異業種交流会)∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
日 時 2008年7月25日19:00(開場18:30)
場 所 熊本交通センターホテル3F
講 師 渋谷秀敏氏(熊本大学大学院自然科学研究科教授)
テーマ 「地震・雷・火事・親父-熊本で心配すべき災害-」
*詳しい案内は、下記にアドレスを検索下さい。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=852452330&owner_id=2182841
色々な活動をしていると、多様な人物と出会います。人と語ると人物評価の好きな人がけっこう居ることに気づきます。この人物評価は、実際に仕事の成果に大きく関わることでもあります。私自身は、人を評価を参考にはしますが、必ず自分で本人を会い、色々語り、日常の行動や発言を検証し、どんな形で付き合うか、深く関わるか、一般の方と同じように挨拶程度の付き合いにするか、日々が真剣勝負と思っています。
偉人たちも、部下の選定に相当苦労したようで、人物評価の方法もいくつか伝えられています。三国志の英雄、諸葛孔明もまた、国家を維持するために多くの人材を登用したのだと思います。そこで『三国志』の名宰相、諸葛孔明の人物鑑定法は、次に7項目が伝えられています。
一、ある事柄について善悪の判断の態度がどう変化するかを観察する。
二、ことばでやりこめてみて、相手の態度がどう変化するかを観察する。
三、計略について意見を求め、それによって、どの程度の見識をもっているかを観察る。
四、困難な事態に対処させてみて、相手の勇気を観察する。
五、酒に酔わせてみて、その本性を観察する。
六、利益で誘ってみて、その程度清廉であるか観察する。
七、仕事をやらせてみて、命じたとうりにやり遂げるかどうかによって信頼度を観察する。
この七項目は直接には、リーダーの立場から部下を評価する手がかりについて述べたものですが、広く人物鑑定法としても、当てはまる部分が多いと思います。
また、同時代の魏の政治顧問の李克の人物評に、「貧シテハ、ソノ取ラザル所ヲ視ル」とあります。「貧すれば純す」とも言う。貧したり窮したりしたときに、その人の志が問われるのかもしれません。
また、私の師がよく言われる「これからの人材に必要な、3つの要素は、先見性、魅力・磁力、(逃げない)責任力」も大事な要素と思います。
時代を読み、近づく社会の変化を的確に感じ、先手先手を打ち出す能力。人を引き付ける魅力は、「徳」とか、「人格」とか言うのですが、志しを持ち自分を高める努力を怠らないこと。そしてもっとも大事な要素は、事件、不肖等が発生したとき、責任逃れをせず最後までかかわり続ける責任力(感)が、いつの時代でも必要と思います。
友人知人、上司部下、更には家族親族も含め、相手と自分との関係を考え、周りがより良き方向に進むように考え、人の心を読み、行動したいと思います。
*参考資料:守屋洋著「中国三千年の興亡にみる『将たる器』の研究」より
<以前の日記>
・「開運のすすめ」張畏岩の事例 その1(開運は謙虚にあり)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=861762230&owner_id=2182841
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞(異業種交流会)∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
日 時 2008年7月25日19:00(開場18:30)
場 所 熊本交通センターホテル3F
講 師 渋谷秀敏氏(熊本大学大学院自然科学研究科教授)
テーマ 「地震・雷・火事・親父-熊本で心配すべき災害-」
*詳しい案内は、下記にアドレスを検索下さい。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=852452330&owner_id=2182841
「人間から生きがいを奪うほど残酷なことはない。人間に生きがいを与えるほど大きな愛はない」〜神谷美恵子〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<知性の徳、意志の徳>正しさとは、他者に対する負い目(恩恵?)を自覚すること。〜トマス・アクアナス〜
<六十にして思う>すべては「因」と「縁」によって生じる。準備あるところにチャンスは訪れる。〜禅語より〜
悪口は必ず相手の耳に入り、いつかどこかで反撃される。〜史記〜
本来"リベラリズム"で大事なのが人間の心なのです。〜宇沢弘文著『人間の経済学』〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<知性の徳、意志の徳>正しさとは、他者に対する負い目(恩恵?)を自覚すること。〜トマス・アクアナス〜
<六十にして思う>すべては「因」と「縁」によって生じる。準備あるところにチャンスは訪れる。〜禅語より〜
悪口は必ず相手の耳に入り、いつかどこかで反撃される。〜史記〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 17:43│Comments(0)
│偉人
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