2008年12月28日

内面が充実していれば人生は楽しい (菜根譚)

内面が充実していれば人生は楽しい (菜根譚)

(現代語訳)
 精神が充実しているときは、粗末な布団にくるまっていても、天地の生気を吸収する事ができる。
 心が充実しているときは、質素な食事をとっていても、人生の淡白な味わいを楽しむことができる。

(解 説)
 極端な貧乏も困るが、あれもこれもと高望みしてもキリがない。食べていければいいやと居直ることができれば、気持ちもずいぶん楽になる。
 足ることを知れば、心に余裕が生まれて、ゆったりとした気持で人生を味わうことができるかもしれない。

(感 想)
 要は、その時受ける環境からの影響を、本人がどう受け止めるかにあると思います。熱い夏も、夕涼み、行水等の工夫で、真夏の盛りに涼の工夫をしていた日本人、果たして今の日本のその工夫を施すための、足るを知る発想があるか? 少々物足りない楽しみを感じる。
 季節を楽しむ、境遇を楽しむ、心の持ちようでその時の苦境もだいぶ違ってきます。そして、励ましてくれる仲間も大きな力になると思います。

*参考資料:守屋洋著「新釈 菜根譚」  


Posted by ノグチ(noguchi) at 00:33Comments(1)菜根譚