2011年12月03日

子どもたちの環境は、大人たちの生活そのもの

子どもたちの環境は、大人たちの生活そのもの

 今朝の読書から、上杉鷹山と細井平州、に次の一節がありました。以下転載、
「自分の言いたいことばかり言わずに、他人の言うこともキチンと聞く」ということ、
「反対者や対立者を、真向からやっつけるのではなく、時間をかけて柔軟に理解と協力を求めて行く根気強さを養おう」ということが、かれらの自己変革の内容であった。(略)

騒がず、慌てず、じっくり時間をかけて、相手の話を聞くことも、師走だからこそ必要かもしれませんね。


今は、大人も子どもも忙しい! もっと閑な時間が必要では?

曽野綾子さんの『自分の顔、相手の心』 の一節にから、以下転載。

  私が子どもにテレビを買ってやらなかったのは、一つには彼が充分に退屈という人間的な心を知るべきと思ったからであった。動物は退屈などしないだろう。退屈するということはそれだけで人間の証である。退屈すれば人は自然に本を読むようになるし、ものを考えるようになる。友達と遊ぼうともする。退屈は、自分の運命をよく考えて選ぶように基本的な状況である。そして実際、息子は暇を持て余して、本でも読まなければ時間の潰しようがないから、読書の癖もついたのである。(略)

曽野綾子さんの語録集のタイトルは、「子どもたちに何を教えるか~大人になる条件~」
 子どもたちの環境は、大人たちの生活そのものが影響する。日々考えて、身の回りのことを整えることが大事と、子どもたちが大学生になり、家を離れてからいろいろなことに、気づかされる。親子関係者は、一度切りのものだから、考えて生きなければと思います。

  


Posted by ノグチ(noguchi) at 06:16Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ