2021年05月16日

>大病にせよ、大失敗にせよ、人は必ず再起できるものなのだ。

<七転び八起き>大病にせよ、大失敗にせよ、人生のすべてを観察というか、好奇心の対象として眺めるゆとりを持つ限り、人は必ず再起できるものなのだ。〜城山三郎著『打たれ強く生きる』〜

昨日からの雨、九州全域が梅雨に入ったようで、記録される歴史の中で二番目に早い梅雨入りとニュースで報じていた。

えーっ、もう梅雨と驚くのですが、今回よりも早く梅雨入りいたこともあるのかと、季節の変化は常にあると思いました。

昨年からのコロナ禍で、業績が大きく落ち込んだ業界がある中、巣ごもり需要やリモート関連起業が大きく業績アップになっている。この変化は、この流れとして継続するものと、しないものとがあると思い、変化に注目しています。

米国と世界の大企業を売り上げで評価するフォーチュン500のトップ100社は、時代の変化に翻弄され、10年、20年で入れ替わり、30年維持できる企業は稀と歴史が教えている。

戦後の製造業、バブル期の銀行・保険会社、平成時代の外食産業・大型商業施設、現代のネット利用産業、さらにコロナ禍で業績を上げる産業・・・

企業も個人も、時代の変化に翻弄されてきているが、その中で落ちたり、上がったり、"七転び八起き"の人生を皆、経験することだと思います。

作家の城山三郎氏の言葉を集めた『人生の流儀』にある一節より、

(以下、本より)

挫折のない人生はない。いや、挫折は人間を大きくする肥料でもある。
(以上、『わたしの情報日記』より)

昨日、録画した番組を見ていて、電力の化石燃料発電と再生可能エネルギー発電を分ける仕組みを始めた起業家を取り上げていました。

中身は、金融界のATMの仕組みを、電気の流通に使うシステムの構築を試みていました。これだけの説明ではよく理解できないと思いますが、新しくシステムが出来た暁には、現在の電力会社の強権的(独占的)な配電網が、大きく変わることになります。

電気は、初めは各地に電力会社が起こり、太平洋戦争時にまとめられ、九州電力や関西電力、それこそ今国営化している東京電力などの大きな電力会社になりました。我が家も太陽光発電をしていますが、九州電力が購入しています。

この仕組みを根本的に変えようとするチャレンジに、注目しています。

この開発会社は、3年前資金が底をつき、倒産の危機になった時、自らの責任で協力企業を回り頭を下げて資金集めをしたことで社長になった、と語っていました。

正に、「挫折は人間を大きくする肥料でもある」の人生だなぁ、と聞いて思いました。

七転び八起き、人生の分岐点では、サイコロ振って方向を決める迷いも起こる。目的達成まで、諦めず、工夫して、やり続けることが大事と思います。