2012年07月03日

感情を害しやすい人には春がない?

感情を害しやすい人には春がない?

おはようございます。朝の読書に、冒頭の言葉があった。何だ??

安岡正篤先生の著書『活眼 活学』の一節に、
「理知を頭の問題とすれば、感情は胸の問題である」とあった。
つまり、感情を害しやすいことは徳を喪いやすいことで、春のない、すなわち荒涼たる人生となる。

安岡正篤先生の友人で、イギリス人のジョンソンと言う人は「友の得られぬ日は失われた日である」と考えていたとか。

友と息統合して、語る場面は、私の活動のエネルギーの源とも言える。友とは、ありがたいものです。

日曜日にNHKの特番で、なでしこジャパンの30年を振り返る番組を見た。選手自身の努力はもちろんが、指導者の試行錯誤もたいへん工夫がなされ、昨年のワールドカップ優勝に至ったと思う。

最近のなでしこジャパンは、監督をニックネームで呼ぶとあった。共に闘う朋となり、協力しながら、成長して来たことが分る。息統合して、なでしこジャパンスタイルを築き上げたと分かった。

やはり人間は、理詰めばかり強調していては、なかなか事が上手く行かない。人は、感情の動物と言われる。「感情を害しやすい人には春がない」、先人の教示は、なかなか鋭いと思う。

今日も良き友と会えるように願いつつ、行動したいと思います。

※参考資料:安岡正篤著『活眼 活学』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:43│Comments(0)安岡正篤語録
 
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