2012年12月09日
論語、中庸の勉強をして来ました。関西師友会例に会参加して
論語、中庸の勉強をして来ました。関西師友会例に会参加して
昭和の東洋哲学者の安岡正篤先哲の教えを学ぶ、関西師友会熊本支部の例会で、四書五経『中庸』と、安岡正篤著『日本精神の研究』 を、輪読しながらその意味を解説していただきました。
『中庸』26章は、徳を高めることの大切さと影響について書かれていました。中庸の説く「徳」の説明には、誠(まとこ)を実践することが中心で、誠を尽くす「至誠」の行うことの意味が、詳しく語られていました。
「徳=人がら」と解釈すれば、その人となりを日々研鑽して高めていくこと、とも言えます。知識は勿論ですが、様々な経験、色々な分野に興味を持ち、様々な方々と交わり、自分自身の人格(人としての価値)を高める。それは、「あいつ、良いよね」とか、「あいつ、頑張っているよね」とか、周りで語られるようになる。好感の持てる人がら、今風に言えば、ファンが増える。
『中庸』は、人となりを自ら育てる意味ややり方が、教示されています。『中庸』は、解説が抽象的で、なかなか理解しづらく、難しいので、後日また詳しく書きます。
次にが、安岡正篤先哲が説く、武士の生き方の解説には納得でした。『日本精神の研究』は、戦前に書かれたものだが、現代社会にも大いに役立つ示唆がたくさん含まれています。江戸後期の儒学者の佐藤一斎の言葉を引用して、解説がなされている。
(抜粋)
武士の士は、「義理を行う者」、道徳的行為の主体たる者を指すのである。
(論語には、)「士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠ければなり。任以て己の任と為す亦重からずや。死して後已む亦遠からずや」・・・・、
換言すれば、士とは物の奴隷たらず、情欲の馬猿たらざる眞に自律自由なる人格者の謂(いひ)に外ならない。
(以上、日本精神の研究より)
また、武士の行動の感情で必要なのは、「憤(いきどおり)」 で、この憤は、私利私欲から出た怒り出はなく、社会の矛盾に憤慨する心情のこととあった。変に、納得した。
政治家や官僚たちを、現代の「武士」 とすれば、安岡正篤先哲教示の志を持つ人格者が、どれだけいるか疑問を持つ。特に選挙ごとに、〇〇チルドレン、〇〇ガールズ、等々、増える状況を安岡正篤先哲が見たら、どんな風な言葉を出されるだろうか。
本日の関西師匠会の例会は、心洗われる感じを持てた。なかなか毎回の参加は、できないですが、心の洗濯に大いに役に立っているように感じます。
昭和の東洋哲学者の安岡正篤先哲の教えを学ぶ、関西師友会熊本支部の例会で、四書五経『中庸』と、安岡正篤著『日本精神の研究』 を、輪読しながらその意味を解説していただきました。
『中庸』26章は、徳を高めることの大切さと影響について書かれていました。中庸の説く「徳」の説明には、誠(まとこ)を実践することが中心で、誠を尽くす「至誠」の行うことの意味が、詳しく語られていました。
「徳=人がら」と解釈すれば、その人となりを日々研鑽して高めていくこと、とも言えます。知識は勿論ですが、様々な経験、色々な分野に興味を持ち、様々な方々と交わり、自分自身の人格(人としての価値)を高める。それは、「あいつ、良いよね」とか、「あいつ、頑張っているよね」とか、周りで語られるようになる。好感の持てる人がら、今風に言えば、ファンが増える。
『中庸』は、人となりを自ら育てる意味ややり方が、教示されています。『中庸』は、解説が抽象的で、なかなか理解しづらく、難しいので、後日また詳しく書きます。
次にが、安岡正篤先哲が説く、武士の生き方の解説には納得でした。『日本精神の研究』は、戦前に書かれたものだが、現代社会にも大いに役立つ示唆がたくさん含まれています。江戸後期の儒学者の佐藤一斎の言葉を引用して、解説がなされている。
(抜粋)
武士の士は、「義理を行う者」、道徳的行為の主体たる者を指すのである。
(論語には、)「士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠ければなり。任以て己の任と為す亦重からずや。死して後已む亦遠からずや」・・・・、
換言すれば、士とは物の奴隷たらず、情欲の馬猿たらざる眞に自律自由なる人格者の謂(いひ)に外ならない。
(以上、日本精神の研究より)
また、武士の行動の感情で必要なのは、「憤(いきどおり)」 で、この憤は、私利私欲から出た怒り出はなく、社会の矛盾に憤慨する心情のこととあった。変に、納得した。
政治家や官僚たちを、現代の「武士」 とすれば、安岡正篤先哲教示の志を持つ人格者が、どれだけいるか疑問を持つ。特に選挙ごとに、〇〇チルドレン、〇〇ガールズ、等々、増える状況を安岡正篤先哲が見たら、どんな風な言葉を出されるだろうか。
本日の関西師匠会の例会は、心洗われる感じを持てた。なかなか毎回の参加は、できないですが、心の洗濯に大いに役に立っているように感じます。
「イマダモッケイ(木鶏)ニオヨバズ」〜双葉山(昭和の大横綱)〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<目覚めの学び>知識の学問→知恵の学問→徳惠の学問〜安岡正篤〜
<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜
<安岡正篤語録>人間の質「五悪」「五善」とは?。この人間分析は、人の本質は長く付き合わないと分からない。
<感情と内臓との関係>多想心労、多怒肝労、多思脾労、多悲肺労、多憂腎労。〜賢(じん)を養う〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<目覚めの学び>知識の学問→知恵の学問→徳惠の学問〜安岡正篤〜
<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜
<安岡正篤語録>人間の質「五悪」「五善」とは?。この人間分析は、人の本質は長く付き合わないと分からない。
<感情と内臓との関係>多想心労、多怒肝労、多思脾労、多悲肺労、多憂腎労。〜賢(じん)を養う〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 13:14│Comments(1)
│安岡正篤語録
この記事へのコメント
関西師友協会 活学Bの勇元 博晶(ユウモト ヒロアキ)と申します。
12月9日の勉強会に参加されたということは、青年活学に参加されたということでしょうか?
貴方様のお名前が分からないので、以前お会いした方がどうか分かりませんが、大変勉強されておられていることが、伺われるBlogなので、思わず書き込みをさせて頂きました。
もし、facebookを利用されているのであれば、私のfacebookにアクセスしてみてください。(http://facebook.com/hyumoto)
唐突な申し出でございますが、熊本にお住まいの様で、地理的にはめったにお会いできない方だと存じ上げますので、Webなどを通し師友としてお付き合いしていただければ幸いです。
12月9日の勉強会に参加されたということは、青年活学に参加されたということでしょうか?
貴方様のお名前が分からないので、以前お会いした方がどうか分かりませんが、大変勉強されておられていることが、伺われるBlogなので、思わず書き込みをさせて頂きました。
もし、facebookを利用されているのであれば、私のfacebookにアクセスしてみてください。(http://facebook.com/hyumoto)
唐突な申し出でございますが、熊本にお住まいの様で、地理的にはめったにお会いできない方だと存じ上げますので、Webなどを通し師友としてお付き合いしていただければ幸いです。
Posted by 勇元 博晶 at 2012年12月19日 13:12