2013年11月19日

【教養は現場力】人格的定年?、麻痺沈滞。生活に変化をつける。

【教養は現場力】人格的定年?、麻痺沈滞。生活に変化をつける。

昼食休みに読んだ本に、ハッとさせられた。

本に、職業に就いて、生活が安定し、何か一つエキスパートになって早く楽がしたいと思うのが常です。しかし、非常に早く人間が限定されてしまうと指摘しています。限定されると、それだけ麻痺沈滞してきて、つまらない人間、早く人格的定年を迎えてしまうそうです。

またその本に、あまり楽なコースを真っ直ぐに通っていると、人間の精神が麻痺し惰性的になり、眠い人間になって、駄目になってしまう。よく会議で、うとうとしている人は、だいたい決まっていて、重要な説明だが、あまりにも詳しく説明されると、人間は情報を受け付けず睡魔が襲う。ルーチンワークの会議ほど変化のないことはない。生活に変化ををつけることが必要と思います。

人間としての教養を考え、自分の生活に変化をつけないと駄目になってしまう。⇒「楽なコースを選ばず」

日々の暮らしに変化(重荷の仕事)が入ると、気持ちがキッと締まる気がします。知識だけでは、教養は成長しない。教養には、人と人との人間関係において、存在感を示す現場力が必要な気がします。場面、場面で、関わる人々が、より良い方向へ向かって進むような、言動に努めることが人格者の要素の一つではないかと考えています。

参考資料:安岡正篤著『こころに書き写す言葉』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 13:33│Comments(0)安岡正篤語録
 
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