2014年06月17日

〈長期的、多面的、根本的〉難題に向き合う時の思考の三原則とは。

〈長期的、多面的、根本的〉難題に向き合う時の思考の三原則とは。

日々の仕事は、常に予定通りには行かない。関わる人たちの思いが輻輳して、微妙に変化していく。この変化に対応するのが本来の仕事ではないか、と感じる今日この頃です。

安岡正篤先哲の教示に、「思考の三原則」がある。短く整理すると、

「目先だけで見たり、一面的に考えたり、枝葉末節からだけで見るのと、長期的、多面的、根本的に考えるというにとでは大変な違いがある。物事によっては、その結論が全く正反対ということになることが少なくない。
我々は難しい問題にぶつかる度に此の心掛を忘れてはならない」
(以上、『安岡正篤一日一言』より)

昨日訪ねた高宗昭敏先生の国政の話に、維新の会が話題に上らなかった。分党の話にも、関心を示されませんでした。10年先を見て今を語られる思考法は、昔から変わらず、目先で動くような政治には関心をお持ちでない、という具合です。

長期で物事を考える。多面的に検証する。周りで起こる事件の根幹を見つける。

いろいろ活動をすると、人と関わることが増えるので、思い違いから意見の衝突が起こる。しかし、見方を変えれば、やる気のある仲間が集っていることの現れです。何事も“やる気”が一番大事なので、そのやる気を衝突ではなく、未来へ向かわせるパワーに帰るのが、リーダーの仕事と思います。

刻々と変化する思い(やる気)を、良い方向へいかに振り向けるか、難題でもあり、楽しみでもあります。明日は、九州の龍馬会が集う「全国龍馬社中・九州ブロック総会」の準備盛り上げる、私たちの不知火龍馬会の決起集会(飲み会)です。

どんな意見が飛び出すか、独立独歩の面々なので、楽しみな明日の集まりです。そろそろ、明日の準備をするために、早めの帰って作業です。


同じカテゴリー(安岡正篤語録)の記事画像
古い友人を持つ者が本物、新しい友人を漁猟(あさ)る者は偽物。〜安岡正篤(昭和の東洋哲学者)〜
同じカテゴリー(安岡正篤語録)の記事
 「イマダモッケイ(木鶏)ニオヨバズ」〜双葉山(昭和の大横綱)〜 (2024-08-07 05:49)
 真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜 (2024-07-10 05:19)
 <目覚めの学び>知識の学問→知恵の学問→徳惠の学問〜安岡正篤〜 (2024-06-24 04:27)
 <死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜 (2023-03-26 06:58)
 <安岡正篤語録>人間の質「五悪」「五善」とは?。この人間分析は、人の本質は長く付き合わないと分からない。 (2021-05-26 06:46)
 <感情と内臓との関係>多想心労、多怒肝労、多思脾労、多悲肺労、多憂腎労。〜賢(じん)を養う〜 (2021-05-01 09:33)

Posted by ノグチ(noguchi) at 16:45│Comments(0)安岡正篤語録
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。