2008年08月10日
(26年ぶりの再会)朋遠方より来る有り、楽しからずや
(27年ぶりの再会)朋遠方より来る有り、楽しからずや
今日、専門学校卒業以来あう友人と再開しました。何で、26年ぶりに会えたかは、年賀状とここ6年になるメールマガジンのおかげかもしれません。メールマガジン「コモンズ・メール」は、月1、2度の不定期に(勝ってに)送信する、友人向けの活動報告メールで、熊本・九州を中心に、約800名に送信して来ました。それが縁で、熊本へ帰郷した友人から「久々に帰って来たので、会いたいね」と連絡が有り、互に中年になっての再開は、楽しみでもあり、興味深々でした。
会えば、昔のように語り合えるのだなと思いました。インターネットのお蔭で、私に行動や考えを伝え続けて来たこともあり、ここ4、5年の話は無く、学生時代の友人の話や日常の仕事の話で、アッと言う間に3時間経っていました。同じ建築の道を目指し、学生時代は、全国コンペ(設計競技)に出し、競い合った中もでもあり、東京と熊本の仕事の内容は違うにしろ、互に参考になる話ができました。
私の興味は、「何で今頃、会おうと言ったのか」でした。東京で、いくつかの建築士事務所を渡り歩き、50才を境に独立を考えているのだそうです。そこで、同級生で独立している人の様子(実態)を観察し、意見を求めに回っていると、本音を語ってくれました。
私は、独立して18年間の苦労や工夫、更に金銭の浮き沈みも含め、全部語りました。何か自分の設計事務所の検証をやったようなものでした。50人前後の東京の事務所と、熊本で個人事務所を中心に所属し、大型建築物も地方では工夫して学んで来たことを互に出し合いながら、前半は久々に建築談議を延々、熊本城の見えるレストランで、珈琲1杯で話し続けました。
後半は、さすがに中年になり社会ことや、子供たちにことも含め、話題が広くなり、私の社会活動のこと、指導を受けている先生方の話しと広がり、国の1千兆円の借金、熊本県の財政状況、熊本の財政改革まで出て来ました。ふと、やはり互に無駄に年を取っていないなと感じました。
せっかく訪ねてくれたので、建築・リフォーム業界の中で、これから都市部に広がる、地方から始まっている新しい動きを紹介しました。旧友とは、良いものだなと思います。
論語の言葉に、「朋遠方より来る有り、楽しからずや」も思っていました。
夕方帰って開いた本、安岡正篤先生の「一日一言」に、次の一説がありました。
(本文より)
故(ふる)い友人を持って居る者ほど本物だが、絶えず新しい友人を漁獲(あさ)って歩く者は、それが順境である者ほど偽者だ。
(感 想)
異業種交流会を続けて来て11年になりますが、色々な方が私の会に参加されました。私の交流会は、出会った方と語る中で出てくる興味ある方に会い続け、その方々の出会いを場を作ろうと続けて来ました。中には、ぜひ参加させてと来る人がいます。
そんな方は、交流会(30~70名)中、名刺配りに一生懸命で、しっかり語ればいいのにと思い、行動を見ています。たいがいそんな人は、2度以上は来ない(続かない)ように思います。
交流会でリピーターとして参加する人は、一人ひとりに興味を持つ人が残るように思います。考えるに、「人に興味を持つこと」交流に一番必要と感じています。
もう一つ、安岡先生の教示を紹介します。
(本文から)
私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、いつも三つの原則に依る様に努めている。
第一は、目先に捉われないで、出きるだけ長い目で見ること、
第二は、物事の一面に捉われないで、出切るだけ多面的に、出来得れば全面的に見ること、
第三に、何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考える、
ということである。
目先だけで見たり、一面的に考えたり、枝葉末節からだけで見ると、長期的、多面的、根本的に考えるというのとでは大変な違いがある。物事によっては、その結論が全く正反対ということになることになることが少なくない。
我々は難しい問題にぶつかる度に此の心掛を忘れてはならぬ。
(感 想)
「忙中に閑あり」は、安岡先生の教示の一つですが、多忙な時ほど色々なことが重なります。忙しい時ほど、考える時間を持てる寸暇が必要なのかもしれません。
今日は、旧友の来訪でしたが、18年の歳月を振り返るとても良き機会になりました。論語の冒頭の「学びて時に之を習う」と言葉通り、過ぎた時、友と語る時、振り返る機会を得た時だったのかもしれません。
今日の同級生は、これから起業する人でもありますので、別れ際に「東京でまた会おう」とエールを送り、久々に旧友と語り合い、アッと言う間に過ぎた午後の一時でした。
今日、専門学校卒業以来あう友人と再開しました。何で、26年ぶりに会えたかは、年賀状とここ6年になるメールマガジンのおかげかもしれません。メールマガジン「コモンズ・メール」は、月1、2度の不定期に(勝ってに)送信する、友人向けの活動報告メールで、熊本・九州を中心に、約800名に送信して来ました。それが縁で、熊本へ帰郷した友人から「久々に帰って来たので、会いたいね」と連絡が有り、互に中年になっての再開は、楽しみでもあり、興味深々でした。
会えば、昔のように語り合えるのだなと思いました。インターネットのお蔭で、私に行動や考えを伝え続けて来たこともあり、ここ4、5年の話は無く、学生時代の友人の話や日常の仕事の話で、アッと言う間に3時間経っていました。同じ建築の道を目指し、学生時代は、全国コンペ(設計競技)に出し、競い合った中もでもあり、東京と熊本の仕事の内容は違うにしろ、互に参考になる話ができました。
私の興味は、「何で今頃、会おうと言ったのか」でした。東京で、いくつかの建築士事務所を渡り歩き、50才を境に独立を考えているのだそうです。そこで、同級生で独立している人の様子(実態)を観察し、意見を求めに回っていると、本音を語ってくれました。
私は、独立して18年間の苦労や工夫、更に金銭の浮き沈みも含め、全部語りました。何か自分の設計事務所の検証をやったようなものでした。50人前後の東京の事務所と、熊本で個人事務所を中心に所属し、大型建築物も地方では工夫して学んで来たことを互に出し合いながら、前半は久々に建築談議を延々、熊本城の見えるレストランで、珈琲1杯で話し続けました。
後半は、さすがに中年になり社会ことや、子供たちにことも含め、話題が広くなり、私の社会活動のこと、指導を受けている先生方の話しと広がり、国の1千兆円の借金、熊本県の財政状況、熊本の財政改革まで出て来ました。ふと、やはり互に無駄に年を取っていないなと感じました。
せっかく訪ねてくれたので、建築・リフォーム業界の中で、これから都市部に広がる、地方から始まっている新しい動きを紹介しました。旧友とは、良いものだなと思います。
論語の言葉に、「朋遠方より来る有り、楽しからずや」も思っていました。
夕方帰って開いた本、安岡正篤先生の「一日一言」に、次の一説がありました。
(本文より)
故(ふる)い友人を持って居る者ほど本物だが、絶えず新しい友人を漁獲(あさ)って歩く者は、それが順境である者ほど偽者だ。
(感 想)
異業種交流会を続けて来て11年になりますが、色々な方が私の会に参加されました。私の交流会は、出会った方と語る中で出てくる興味ある方に会い続け、その方々の出会いを場を作ろうと続けて来ました。中には、ぜひ参加させてと来る人がいます。
そんな方は、交流会(30~70名)中、名刺配りに一生懸命で、しっかり語ればいいのにと思い、行動を見ています。たいがいそんな人は、2度以上は来ない(続かない)ように思います。
交流会でリピーターとして参加する人は、一人ひとりに興味を持つ人が残るように思います。考えるに、「人に興味を持つこと」交流に一番必要と感じています。
もう一つ、安岡先生の教示を紹介します。
(本文から)
私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、いつも三つの原則に依る様に努めている。
第一は、目先に捉われないで、出きるだけ長い目で見ること、
第二は、物事の一面に捉われないで、出切るだけ多面的に、出来得れば全面的に見ること、
第三に、何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考える、
ということである。
目先だけで見たり、一面的に考えたり、枝葉末節からだけで見ると、長期的、多面的、根本的に考えるというのとでは大変な違いがある。物事によっては、その結論が全く正反対ということになることになることが少なくない。
我々は難しい問題にぶつかる度に此の心掛を忘れてはならぬ。
(感 想)
「忙中に閑あり」は、安岡先生の教示の一つですが、多忙な時ほど色々なことが重なります。忙しい時ほど、考える時間を持てる寸暇が必要なのかもしれません。
今日は、旧友の来訪でしたが、18年の歳月を振り返るとても良き機会になりました。論語の冒頭の「学びて時に之を習う」と言葉通り、過ぎた時、友と語る時、振り返る機会を得た時だったのかもしれません。
今日の同級生は、これから起業する人でもありますので、別れ際に「東京でまた会おう」とエールを送り、久々に旧友と語り合い、アッと言う間に過ぎた午後の一時でした。
「イマダモッケイ(木鶏)ニオヨバズ」〜双葉山(昭和の大横綱)〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<目覚めの学び>知識の学問→知恵の学問→徳惠の学問〜安岡正篤〜
<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜
<安岡正篤語録>人間の質「五悪」「五善」とは?。この人間分析は、人の本質は長く付き合わないと分からない。
<感情と内臓との関係>多想心労、多怒肝労、多思脾労、多悲肺労、多憂腎労。〜賢(じん)を養う〜
真の自分になること、自分の信念・学問・信仰に徹する。〜古賀穀堂〜
<目覚めの学び>知識の学問→知恵の学問→徳惠の学問〜安岡正篤〜
<死中有活・忙中有楽>『六中観』〜安岡正篤〜
<安岡正篤語録>人間の質「五悪」「五善」とは?。この人間分析は、人の本質は長く付き合わないと分からない。
<感情と内臓との関係>多想心労、多怒肝労、多思脾労、多悲肺労、多憂腎労。〜賢(じん)を養う〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 00:07│Comments(0)
│安岡正篤語録