2012年05月14日

〈変化の時代〉 敵が多い人間は強力な味方も多い

〈変化の時代〉 敵が多い人間は強力な味方も多い

おはようございます。GWの余韻もそこそこに、忙しい日々を過ごされていると思います。高度成長、右肩上がりの経済、護送船団、終身雇用の時代は、はるか昔になりましたが、まだまだ、その影を追っている年配者は、多いと思います。
 残念なのは、若い人が、その残響に惹かれているのが、残念な気がします。

よい悪いは別として、税の一体改革の説明会が、川端総務大臣、財務官僚が同行し、熊本県庁で、開催された。1時間半で、主要な説明に、約1時間。討論会が30分では、議論は尽くせるものではない。
 今回の議論で目立ったのは、国民年金受給者の激しい意見だった。内容は、「もっと金のあるところから税金を取れ、我々は苦しい」と窮状を訴えていた。この質問に対して、期待出来る回答がないと、更に質問をするという、子どものケンカに近い討論会ては、政府の意図する国民との対話集会からは、程遠い様相だったと思う。

時代は、国際化、自己責任、ゼロ成長経済、など、バブル崩壊から、大きく変わった。製造業は、日本の賃金、物価高騰で、工場の海外移転が進んだ。仕事内容、雇用の形態も変わってきた。国民意識は、高度成長、護送船団経済から、なかなか抜けきれないと思います。社会は、変わった、国民も変わらなければならない時期にあります。

私の時々読むジャーナリストの一人が、落合信彦氏で、熱く未来を語る言葉が好きで、古本屋回りでは、本の表題に惹かれて購入している。『勇気の時代』 と言う本に、次の一節があった。

(以下、抜粋)

 敵が多い人間は強力な味方も多い

本の冒頭に、国民常識について、30の質問の一つに、「敵のいない人間と敵の多い人間。役に立つのは後者である」がある。 上記の言葉は、その回答です。

日本のリーダーは、中立を装おうことが多いが、それでは問題の先送りばかりで、事は進まない。税と社会保障の改革が先送りになって来たのが悪しき例と思います。

現代社会は、刻々と変化する。国民一人ひとりが、その変化を察知して、乗り越えなければならない。ただ、一人の力では、どうにもならないので、仲間が必要になる。そんな時に頼りにするのは、どんな人か?、みな悩むところと、思います。

落合信彦氏は、「そうなれば、一番強いのは、いざというとき強力な味方になってくれる人脈を持っている人間だ」 と語っている。
 また、いざというとき自分を助けてくれる「身内」 的友人が三人いることは、年賀状を交わす程度の三千人いるより、はるかにプラスになる、とあった。

人脈(ネットワーク)は、自分の資源になって始めて意味を持つ。たくさん人を知っているからといって、「人脈がある」ことにはならない、と落合氏が訓示している。

先週のブログに、「仲間は努力しないと、作れない」と書きましたが、人脈形成は、自分の目指す目標(人物、成果) を目指し、それを支える多分野、多方面の志しある人物たちとの、密な交友からしか創れない、と教えていると思います。

一日は、24時間。一人ひとりが、どう使うかはそれぞれですが、志向と使い道て、後に大きな開きが生まれます。光陰矢のごとし、時間を有効に使う工夫が必要と思います。   


Posted by ノグチ(noguchi) at 12:51Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ