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2012年05月29日

小失敗は厳しく対処し、大失敗は共に原因究明を

小失敗は厳しく対処し、大失敗は共に原因究明を

おはようございます。今朝は、好天の熊本の空です。昨日は、30℃を越え、初夏を越え、夏を思わせる暑さでした。今日も、暑くなりそうです。

昨日は、管首相への原発対応の検証質問が、テレビで度々放送されました。想定外の事故、初動にも、避難にも、振り返ると色々な不手際があったと思いました。

よく、大事と小事について、訓示語録が多数ありますが、松下幸之助氏の著書にも、いくつも出てきます。小事の対応、大事の対応、経験からして次のようなことを考えます。

大事(大仕事)で失敗は、たいがい本人も十分に考え、一生けんめいやった上でするものである。だから、そういう場合は、むしろ「君、そんなことで心配したらいかん」と一面に励ましつつ、失敗の原因がどこにあるか、一緒に考え、今後の活かすことに意味がある。

小さな失敗や過ちは、おおむね本人の不注意なり、気のゆるみから起ってくるし、本人もそれを気づかない場合が多い。千丈の堤防も蟻の穴から崩れる。小事の失敗は、積み重ねれば将来に大きな禍根を残すことも多い。

小さな失敗には厳しくし、大きな失敗は将来への発展的研究の材料にする。

三菱の創業者・岩崎弥太郎は、ある時幹部の一人を厳しく叱った。原因は、欠勤届に社用紙を使ったことに対して「いやしくも本社の最高幹部たる君が、公私をわけず、私用の欠勤届に会社の用箋を使うとはもってのほかだ。厳罰に処する」と1年間の減俸を命じた。その幹部も非を悟り、1年間の減俸を甘受するとともに、以後ますます活躍したそうだ。

大三菱の根幹はここにあるように思います。1年減俸に対して、発憤奮起したその幹部の人も偉いと思います。仕事は、小失敗(小事)に厳しく対処に、大失敗(大事)の原因は当事者と共に原因究明し今後に役立てることが成功の鍵かもしれません。

*参考資料:松下幸之助著『指導者の条件』  


Posted by ノグチ(noguchi) at 08:23Comments(0)故事、名言、訓示、スピーチ