2020年11月08日

<60代の生き方>自らのことを他の人に押し付けがましく記憶させることを求めない?〜曽野綾子〜

<60代の生き方>自らのことを他の人に押し付けがましく記憶させることを求めない?〜曽野綾子〜

なんか意味不明な言葉にですが、私なりの理解から下記の曽野綾子の本『引退しない人生』から紹介しました。

(以下、『引退しない人生』より)

晩年の義務

 晩年の義務は、後に、その人の記憶さえ押しつけがましくは残さないことだ、と私は考えている。(『晩年の美学を求めて』)
(以上、本より)

私は、曽野綾子さんの講演を、肉声で聞いたのは8年前の長崎経済大学ででした。その時も"老い"についての話でした。

私も62歳になりました。

後の人に何を残すのか?

曽野綾子さんは、他人へ自分の記憶を押し付けない、とありました。

"記憶を押し付けない"とはどういうことなのだろう、と思います。

自らの体験や成功談等を、若いものに自慢げに語る古老の人をよく見ます。中には、少し認知がはじまっているのでは?と思うくらい、同じ自慢話をする人がいます。話を受ける方は、"またかー!"と思っているだろうな、と思います。

>その人の記憶さえ押しつけがましくは残さないことだ、

なるほど、と自省します。私も、飲み過ぎた時は、どうも同じ話をするらしい・・・

論語の訓示に、「四十にして立ち、五十にして天命を知り、六十にして耳従い、七十に・・・」があります。

私も60代になりました。若い人たちの意見や周りのアドバイスに耳を傾けているか?

曽野綾子さんの意見も参考にして、これから生きて行かねばと思いました。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 14:35│Comments(0)孔子の教えリーダーの名言
 
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