2009年10月14日

良き縁は良き縁を結ぶ(縁尋機妙)

良き縁は良き縁を結ぶ(縁尋機妙)

 12日行った坂本龍馬が歩いた道を辿る「歴史ウォークラリー」の活動報告を、全国の友人知人へ写真付きでメール配信をしました。

 すると、全く違うを思っていた人がつながり、ビックリしました。妻も、師も、友人もです。それは、日本ビジネスを20年北米で展開した人と、熊本の地で医療の改善を尽力された方が、「親友」との返信を驚きながら、でも、この二人なら有り得ると思う性格と行動力があります。
 
 まずは、熊本の重鎮で、横井小楠を敬慕する医師の米満弘之氏です。もう一人が福沢諭吉に曾孫で、アメリカでボランチィア活動で国際市民賞に評価された木内孝氏です。前々関係ないと思っていた二人が、私の活動の中で、つながった(私に方が後)のにはビックリです。良き縁は良き縁を繋ぐ理念「縁尋機妙(えんじんきみょう)」の不思議さを感じます。

 米満先生のベースにある医療の問題意識は、「水俣病」の現地(国立療養所)でに経験にあると思います。日本経済の上昇期にあった時、世の負の縮図を一般住民がまとめて害を受けたと史実、許しがたい中にも、世の経済成長に浮かれた国民が、反省をすべき現実が「水俣病」と思います。

 木内孝氏は、20年前日本最大の鉛筆産業だった三菱鉛筆(三菱商事系)の事業を、アメリカの熱帯雨林伐採防止活動を続ける団体から、アメリカの在る三菱グループ(22社)の社長へ向け、環境保護団体に属する家族の子どもたちが、毎日60~100通、「熱帯雨林伐採禁止」の要望者が届きました。
 木内氏に机に4000通、自動車系の社長のテーブルには1万通近い数の「熱帯雨林伐採禁止」の手紙が届き続けました。木内氏は、「これは将来に禍根を残す」と環境保護団体に本部へ出向き、活動の様子を顕彰しました。
 結果は、「この団体とケンカすると、負ける」と気付き、持続可能な社会を目指す活動に深く関わります。人間、転換のエネルギーは、「ショック(価値の崩壊)」が一番と思います。

 この木内氏には、約10年の指導を頂ています。まだまだ協働する仕事が多々ありますが、熊本へ頻繁に来ていただけることはとても大事と思います。
 また熊本機能病院の米満先生には、以前から存じ上げていたのですが、月に4回も5回もある関係は約1年です。米満先生の思慮の深さ、行動力の速さにには、50代の私ですら遅れることが多々あり、学ぶこともとても在ります。

 益々、熊本県の医療サービス(医療行為)を高く評価し、若き人材の交流の支援をして行ければと考えています。ご支援とご理解を頂きより良き者(仕組み)支えていただければ幸いです。



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Posted by ノグチ(noguchi) at 20:55│Comments(0)孔子の教え
 
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