2007年09月13日
雑念を去る
雑念を去る
心から雑念を追い払えば、本来の自分の姿が見えてくる。雑念をいっぱいつめこんだままで、自分の姿を見ようとしても不可能だ。それはちょうど、波をかきわけ水に映った月をとろうとするようなものである。意識をすっきりさせれば、心も澄む。意識が濁ったままにしておいて、心だけ澄んだ状況にしようとしても、不可能だ。それは、ちょうど鏡の曇りをそのままにして、物を映し出そうとするようなものである。
(解説)
『老子』に「虚ヲ致スコト極マレバ、靜ヲ守ルコト篤シ」とある。「虚」とは、心のなかから、雑念、我執など、いっさいの自意識を取り除いた状態をいう。
とかく、日常の生活は、自分の思いもよらぬ出来事に巻き込まれたり、出くわしたりして、自分の心と違ったことに振り回されるが常ですが、そんな時でも自分のことばかりを考えると、その状況がつかめない事が多々あります。
そんな時は、心を落ち着け状況を掴み静かな口調で言葉を選び話すと、関わる人たちも落ち着き考えることができるように思います。一人の冷静さは、集団の落ち着きおも取り戻す力を持っています。事が起こったときこそ、泰然(たいぜん)とした態度で、謙虚に人と接することをお薦めします。
菜根譚 第九話
心から雑念を追い払えば、本来の自分の姿が見えてくる。雑念をいっぱいつめこんだままで、自分の姿を見ようとしても不可能だ。それはちょうど、波をかきわけ水に映った月をとろうとするようなものである。意識をすっきりさせれば、心も澄む。意識が濁ったままにしておいて、心だけ澄んだ状況にしようとしても、不可能だ。それは、ちょうど鏡の曇りをそのままにして、物を映し出そうとするようなものである。
(解説)
『老子』に「虚ヲ致スコト極マレバ、靜ヲ守ルコト篤シ」とある。「虚」とは、心のなかから、雑念、我執など、いっさいの自意識を取り除いた状態をいう。
とかく、日常の生活は、自分の思いもよらぬ出来事に巻き込まれたり、出くわしたりして、自分の心と違ったことに振り回されるが常ですが、そんな時でも自分のことばかりを考えると、その状況がつかめない事が多々あります。
そんな時は、心を落ち着け状況を掴み静かな口調で言葉を選び話すと、関わる人たちも落ち着き考えることができるように思います。一人の冷静さは、集団の落ち着きおも取り戻す力を持っています。事が起こったときこそ、泰然(たいぜん)とした態度で、謙虚に人と接することをお薦めします。
菜根譚 第九話
Posted by ノグチ(noguchi) at
17:42
│Comments(0)
2007年09月13日
つねに冷静であれ
つねに冷静であれ
冷静な目で人間で観察し、冷静な耳で言葉を判断する。冷静な感情で事に触れ、冷静な心理で道理を考える。
(解説)
「つねに冷静であれ」というのである。冷静さ妨げるのは感情であるが、これが先行すると、結果は決まってよくない。あの『孫子』の兵法も、「主は怒りを以って師を興すべからず。将は憤りを以って戦いを致すぼからず」と戒めている。これはなにも武器をとった戦いだけでなく、日常の生活や仕事にさいしてもあてはまるであろう。
冷静であるためには、感情をいかにコントロールするかにかかっているのだが、抑えすぎると、こんどは冷えたとかつっつきにくいといった印象を与えることになる。それを避けるためには同時に、心の温かさが必要になることは言うまでもない。
*菜根譚 第八話
冷静な目で人間で観察し、冷静な耳で言葉を判断する。冷静な感情で事に触れ、冷静な心理で道理を考える。
(解説)
「つねに冷静であれ」というのである。冷静さ妨げるのは感情であるが、これが先行すると、結果は決まってよくない。あの『孫子』の兵法も、「主は怒りを以って師を興すべからず。将は憤りを以って戦いを致すぼからず」と戒めている。これはなにも武器をとった戦いだけでなく、日常の生活や仕事にさいしてもあてはまるであろう。
冷静であるためには、感情をいかにコントロールするかにかかっているのだが、抑えすぎると、こんどは冷えたとかつっつきにくいといった印象を与えることになる。それを避けるためには同時に、心の温かさが必要になることは言うまでもない。
*菜根譚 第八話
Posted by ノグチ(noguchi) at
17:41
│Comments(0)
2007年09月13日
固執せず、ただ道理に従っていくのみ
固執せず、ただ道理に従っていくのみ
「子曰わく、君子の天下に於けるや、適も無く、莫も無し。義に之れ共に比(したが)う」
(解説)
孔子先生が語られた、「君子が政治にあたる時には、是非ともこうしなければならないと固執することもなく、絶対にこれはしないと頑張ることもない。ただ道理に従っていくだけだ。」
(感想)
ワンマン社長、ワンワン・リーダーと言われる人は、結構こだわりを持って事を進めることが有りますが、事を為すには多くに人が関わります。準備を進める段階で、関係者かからも、周りからも色々な意見が出てくるものです。世の中の求めがあってこそ、目的が成就するものですから、自分の考えに固執せず、関わる人たち望む事の加味しながら進めることが、大事と最近つくづく思います。
ただ、マンネリ化した組織や活動グループに、刺激を与える時は、気付きを与えるような提言、手段も必要な時があります。良き方向に向わせるには、どうするか臨機応変の対応と、工夫が必要なように思います。
「子曰わく、君子の天下に於けるや、適も無く、莫も無し。義に之れ共に比(したが)う」
(解説)
孔子先生が語られた、「君子が政治にあたる時には、是非ともこうしなければならないと固執することもなく、絶対にこれはしないと頑張ることもない。ただ道理に従っていくだけだ。」
(感想)
ワンマン社長、ワンワン・リーダーと言われる人は、結構こだわりを持って事を進めることが有りますが、事を為すには多くに人が関わります。準備を進める段階で、関係者かからも、周りからも色々な意見が出てくるものです。世の中の求めがあってこそ、目的が成就するものですから、自分の考えに固執せず、関わる人たち望む事の加味しながら進めることが、大事と最近つくづく思います。
ただ、マンネリ化した組織や活動グループに、刺激を与える時は、気付きを与えるような提言、手段も必要な時があります。良き方向に向わせるには、どうするか臨機応変の対応と、工夫が必要なように思います。
Posted by ノグチ(noguchi) at
11:29
│Comments(0)
2007年09月13日
志ある人は、粗衣粗食を恥じるようでは、足らざるなり
志ある人は、粗衣粗食を恥じるようでは、足らざるなり
「子曰わく、士道に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、未だ共に議(はか)るに足らざるなり。」
(解説)
孔子先生が語られた、「いやしくも道に志す人で粗衣粗食を恥じるようでは、まだ共に語るにたらない。」
(感想)
人は、見た目で判断してしまうことが多々有りますが、人間長く付き合わないと、何を考えているか解からないと思います。姿形よりも、志の高さよりも人を魅力的に見せ、香気な香りを放つと感じます。人をひきつける「磁力・魅力」がそこに在るように思います。
「子曰わく、士道に志して、悪衣悪食を恥ずる者は、未だ共に議(はか)るに足らざるなり。」
(解説)
孔子先生が語られた、「いやしくも道に志す人で粗衣粗食を恥じるようでは、まだ共に語るにたらない。」
(感想)
人は、見た目で判断してしまうことが多々有りますが、人間長く付き合わないと、何を考えているか解からないと思います。姿形よりも、志の高さよりも人を魅力的に見せ、香気な香りを放つと感じます。人をひきつける「磁力・魅力」がそこに在るように思います。
Posted by ノグチ(noguchi) at
08:06
│Comments(0)