2007年09月03日
学校教育の前に、家庭教育有り
学校教育の前に、家庭教育有り
~教育再生会議の議論を考える~
教育再生会議の議論が頻繁に新聞紙上に載って来ます。教育の問題は、国の根幹を成すものですが、教育で一番大切なものは家庭、親が教えるものではないかと最近感じています。ただ親が教え込むことは、感情的になり難しいと言う意見も在ありますが、「子を見れば親が分かる」と言われるくらい、やはり親の影響は多大と思います。
日本で世界に通用する女性の代表の一人は、JICA理事長の緒方貞子氏ではないかと思っています。緒方氏ご自身、多様な経験と学問を重ねて来られたと思いますが、家庭教育の影響は大きいと思います。緒方氏は、大学者緒方洪庵にご縁の在る方で、曽祖父は犬養毅、祖父の芳沢謙吉と国を代表する人物の家系にあります。
最近感じるのが、テレビのコメントで若い方もですが、中年、熟年の方の言葉に感動するものが少ない気がします。言葉は、その人の教養の深さや興味よって、心に響く度合いが違うように思います。
世の中から敬慕されるリーダーたちの言葉は、「常に社会を良くしたい」の思いが伝わって来るように感じます。言葉には、魂があると先人が語っていますが、気持ちを込めて伝える姿勢が大事と思います。
子供の一番身近な大人は、親であり家族です。家庭の大人たちが、何を語りどんな行動をしているか、子供たちの最大の興味であり、目標と成っています。かつて子供は、父や母の姿を見て、そんな風に成りたいと思ったものですが、職場と家庭が乖離し、親の生き方が見えない状況です。
「教育は家庭にあり」を再認識し、多忙な仕事はありますが、子供に親の考えを伝え、実践する姿を見せることが、教育再生で重要と思います。
~教育再生会議の議論を考える~
教育再生会議の議論が頻繁に新聞紙上に載って来ます。教育の問題は、国の根幹を成すものですが、教育で一番大切なものは家庭、親が教えるものではないかと最近感じています。ただ親が教え込むことは、感情的になり難しいと言う意見も在ありますが、「子を見れば親が分かる」と言われるくらい、やはり親の影響は多大と思います。
日本で世界に通用する女性の代表の一人は、JICA理事長の緒方貞子氏ではないかと思っています。緒方氏ご自身、多様な経験と学問を重ねて来られたと思いますが、家庭教育の影響は大きいと思います。緒方氏は、大学者緒方洪庵にご縁の在る方で、曽祖父は犬養毅、祖父の芳沢謙吉と国を代表する人物の家系にあります。
最近感じるのが、テレビのコメントで若い方もですが、中年、熟年の方の言葉に感動するものが少ない気がします。言葉は、その人の教養の深さや興味よって、心に響く度合いが違うように思います。
世の中から敬慕されるリーダーたちの言葉は、「常に社会を良くしたい」の思いが伝わって来るように感じます。言葉には、魂があると先人が語っていますが、気持ちを込めて伝える姿勢が大事と思います。
子供の一番身近な大人は、親であり家族です。家庭の大人たちが、何を語りどんな行動をしているか、子供たちの最大の興味であり、目標と成っています。かつて子供は、父や母の姿を見て、そんな風に成りたいと思ったものですが、職場と家庭が乖離し、親の生き方が見えない状況です。
「教育は家庭にあり」を再認識し、多忙な仕事はありますが、子供に親の考えを伝え、実践する姿を見せることが、教育再生で重要と思います。
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11:10
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2007年09月03日
朝1時間の行動で、「親子論語教室」急進展
朝1時間の行動で、「親子論語教室」急進展
*2007年5月21日の出来事から
今朝の最初の仕事は、市長訪問でした。私は、中国古典研究会(輪読会)のメンバーの一人として同席させてもらいました。会の代表が市長の同級生と言うこともあり、和気藹々と会話が進みました。論語から、教育問題、子供たちの塾依存の実態、全国市長会の意見として「自治体教育委員会の必要性に、疑問を持つ自治体が6割あること」も話題になりました。
市長曰く、「私達は、小学校3年まで戦時下で学校に行ったことがなかった。当時の先生の移動は国鉄で、アメリカの戦闘機が線路沿いに機銃掃射を時々して、危険で移動もままならなかった。論語どころか、勉強もしていない」とのことでした。世界の紛争下の子供たちも、同様の状況なのだろうなと考えました。
さて、前おきはそこまでで、市長との対談で、一般向けの「論語の学習会」は、生涯学習だから、教育長に要請して欲しいとありました。対談後に、「後日改めて教育長に会う」の意見もありましたが、私が「このまま教育委員会へ行きましょう」と提案し、教育長は不在でしたが課長に相談できました。
生涯学習課長は、市管轄の会議室の空きや、市広報の掲載、さらに初回の来賓の段取りまで準備してもらい、とんとん拍子に進みました。ほんの1時間弱のことで、半年色々準備して来たことが、一気に進展しました。やはり思い立ったら、行動することだなと思いました。
最近注目している、電通「鬼十則」の本の中に、21世紀のビジネスに必要な3つの「S」とありました。
1.Strategy-戦略的発想と行動、
2.Speed -決断と創造のスピード経営
3.Simple -単純化による核心(コア・コンピタンス)の発見
仕事は、自ら創造する者にのみ与えられる。
(植田正也著「電通『鬼十則』」より)
上記は、電通「鬼十則」の一章、゛仕事は自ら「創る」可きで、与えられる可きでない゛の一節です。
中国古典研究会(輪読会)は、約10年小さなグループで地道に続けられて来て、社会の不安を取り除くのに、「論語」が必要と思い立ち、今年から宇土市及び市近郊地域にも広く呼び掛け、学習会の活動に移ります。
他の生涯学習からすれば、小さな勉強会ですが、一つひとつ手順を踏んで行くと、あるきっかけから一気に視界が開けるという体験をさせてもらいました。すばらしいテーマも大事ですが、誰がやるかも大事と思います。地元で「中国古典研究」の代表(老舗7代目、72歳)が、これまで続けて来た勉強会と、更に日常の仕事、活動で培った信用のお陰と思います。そして、時代の要望(タイミング)もあると言う気がします。
電通「鬼十則」の文中に、中国の故事がもう一つありました。
(本文より)
中国の言葉に、「四時の序、巧を成すものは去る」というのがあるが、人間も自然の春、夏、秋、冬の役割のように、それぞれの時期にそれぞれの役割をきちっとやるべきときにやらないといけないということである。
時代の要請に、出来る人がやらないといけないと言う教えと思います。中国古典輪読会に参加して7年目、これから「親子論語教室」に関ることになり、7月7日七夕の日に、宇土市で小さな論語の勉強会が開講します。もし、近くで興味のある方は、ご参加頂けば幸いです。よろしくお願いします。
*2007年5月21日の出来事から
今朝の最初の仕事は、市長訪問でした。私は、中国古典研究会(輪読会)のメンバーの一人として同席させてもらいました。会の代表が市長の同級生と言うこともあり、和気藹々と会話が進みました。論語から、教育問題、子供たちの塾依存の実態、全国市長会の意見として「自治体教育委員会の必要性に、疑問を持つ自治体が6割あること」も話題になりました。
市長曰く、「私達は、小学校3年まで戦時下で学校に行ったことがなかった。当時の先生の移動は国鉄で、アメリカの戦闘機が線路沿いに機銃掃射を時々して、危険で移動もままならなかった。論語どころか、勉強もしていない」とのことでした。世界の紛争下の子供たちも、同様の状況なのだろうなと考えました。
さて、前おきはそこまでで、市長との対談で、一般向けの「論語の学習会」は、生涯学習だから、教育長に要請して欲しいとありました。対談後に、「後日改めて教育長に会う」の意見もありましたが、私が「このまま教育委員会へ行きましょう」と提案し、教育長は不在でしたが課長に相談できました。
生涯学習課長は、市管轄の会議室の空きや、市広報の掲載、さらに初回の来賓の段取りまで準備してもらい、とんとん拍子に進みました。ほんの1時間弱のことで、半年色々準備して来たことが、一気に進展しました。やはり思い立ったら、行動することだなと思いました。
最近注目している、電通「鬼十則」の本の中に、21世紀のビジネスに必要な3つの「S」とありました。
1.Strategy-戦略的発想と行動、
2.Speed -決断と創造のスピード経営
3.Simple -単純化による核心(コア・コンピタンス)の発見
仕事は、自ら創造する者にのみ与えられる。
(植田正也著「電通『鬼十則』」より)
上記は、電通「鬼十則」の一章、゛仕事は自ら「創る」可きで、与えられる可きでない゛の一節です。
中国古典研究会(輪読会)は、約10年小さなグループで地道に続けられて来て、社会の不安を取り除くのに、「論語」が必要と思い立ち、今年から宇土市及び市近郊地域にも広く呼び掛け、学習会の活動に移ります。
他の生涯学習からすれば、小さな勉強会ですが、一つひとつ手順を踏んで行くと、あるきっかけから一気に視界が開けるという体験をさせてもらいました。すばらしいテーマも大事ですが、誰がやるかも大事と思います。地元で「中国古典研究」の代表(老舗7代目、72歳)が、これまで続けて来た勉強会と、更に日常の仕事、活動で培った信用のお陰と思います。そして、時代の要望(タイミング)もあると言う気がします。
電通「鬼十則」の文中に、中国の故事がもう一つありました。
(本文より)
中国の言葉に、「四時の序、巧を成すものは去る」というのがあるが、人間も自然の春、夏、秋、冬の役割のように、それぞれの時期にそれぞれの役割をきちっとやるべきときにやらないといけないということである。
時代の要請に、出来る人がやらないといけないと言う教えと思います。中国古典輪読会に参加して7年目、これから「親子論語教室」に関ることになり、7月7日七夕の日に、宇土市で小さな論語の勉強会が開講します。もし、近くで興味のある方は、ご参加頂けば幸いです。よろしくお願いします。
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2007年09月03日
学べば独善、頑固でなくなる
学べば独善、頑固でなくなる
「子曰く、君子、重からざれば則(すなわ)」ち威あらず。学べば則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。過てば則ち改むるに憚(はばか)ることなかれ。」
(解説)
孔子先生が言われた、「上に立つ人は、言動を重々しくしないと威厳がなくなる。学べば独善、頑固でなくなる。忠信を第一とし、安易に自分より知徳の劣った者と交わっていい気になってはならない。そして過ちに気づいたら改めるのに誰にも遠慮はいらない。」
(感想)
最近人の話を聞くこと、語ることが多いのですが、言葉ひとつひとつがどう影響するか受けてのことも考えつつ、急がずに話しことに気を付けるようになりました。威厳を保つためでなく、独善にならないように、まず人の話をよく聞くことが大事なように感じています。
「子曰く、君子、重からざれば則(すなわ)」ち威あらず。学べば則ち固ならず。忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。過てば則ち改むるに憚(はばか)ることなかれ。」
(解説)
孔子先生が言われた、「上に立つ人は、言動を重々しくしないと威厳がなくなる。学べば独善、頑固でなくなる。忠信を第一とし、安易に自分より知徳の劣った者と交わっていい気になってはならない。そして過ちに気づいたら改めるのに誰にも遠慮はいらない。」
(感想)
最近人の話を聞くこと、語ることが多いのですが、言葉ひとつひとつがどう影響するか受けてのことも考えつつ、急がずに話しことに気を付けるようになりました。威厳を保つためでなく、独善にならないように、まず人の話をよく聞くことが大事なように感じています。
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2007年09月03日
国費を節約して民を愛し
国費を節約して民を愛し
「子曰わく、千乗の国を道(みちび)国、事を敬して信用を節して人を愛し、民を使うに時を以ってす。」
(意味)
孔子先生が語られた「兵車千台を有するような諸侯の国を治めるには、政事を慎重にして民の信頼を得、国費を節約して民を愛し、民を使うのは、農閑期を利用するように心掛ける」
(感想)
問題解決先送りの政事(政治)に陥ったのは、だれもせいでもない、政府自身の体質が規制規制で身動きとれず、硬直していると感じます。
まず国費を節約し、800兆円と言われる借金をどうにか返し、世界からの信用力を回復する必要があると思います。
「子曰わく、千乗の国を道(みちび)国、事を敬して信用を節して人を愛し、民を使うに時を以ってす。」
(意味)
孔子先生が語られた「兵車千台を有するような諸侯の国を治めるには、政事を慎重にして民の信頼を得、国費を節約して民を愛し、民を使うのは、農閑期を利用するように心掛ける」
(感想)
問題解決先送りの政事(政治)に陥ったのは、だれもせいでもない、政府自身の体質が規制規制で身動きとれず、硬直していると感じます。
まず国費を節約し、800兆円と言われる借金をどうにか返し、世界からの信用力を回復する必要があると思います。
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02:41
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2007年09月03日
(親を)敬せずんば何を以って別かたんや
(親を)敬せずんば何を以って別かたんや
「子曰く、今の孝は是れ能く養うを謂う。犬馬に至るまで皆能く養うあり。敬せずんば何を以って別かたんや」
(解説)
孔子先生が答えられた「今では、親に衣食の不自由をさせないのを孝行というが、犬や馬に至るまで皆よく養っているではないか。敬わなければ、何をよって犬や馬と区別しようか」
最近、子が親を殺したり、親が子を虐待したり、禽獣以下の行動がテレビで報じられることが多くなったように思います。
拝金主義の世の末は、身内に対しても人格を否定する行動に、愕然とする気がします。2500年前の言葉とは思えない、現代に通じる訓示をしっかり、私たちが周りに伝えることが大事と思いました。
「子曰く、今の孝は是れ能く養うを謂う。犬馬に至るまで皆能く養うあり。敬せずんば何を以って別かたんや」
(解説)
孔子先生が答えられた「今では、親に衣食の不自由をさせないのを孝行というが、犬や馬に至るまで皆よく養っているではないか。敬わなければ、何をよって犬や馬と区別しようか」
最近、子が親を殺したり、親が子を虐待したり、禽獣以下の行動がテレビで報じられることが多くなったように思います。
拝金主義の世の末は、身内に対しても人格を否定する行動に、愕然とする気がします。2500年前の言葉とは思えない、現代に通じる訓示をしっかり、私たちが周りに伝えることが大事と思いました。
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2007年09月03日
親孝行する人は、世を乱さず
親孝行する人は、世を乱さず
「有子曰く、其の人と為りや、孝弟にして上を犯すを好む者は鮮(すく)なし。上を犯す好まずして乱を作(な)すを好む者は未だ之にあらざるなり。君子は本を務む、本立ちて道生ず。孝弟なる者は、それ仁を為すのもとか。」
(意味)
有先生が言われた「その人柄が、家に在っては、親に孝行を尽くし、兄や姉に従順であるような者で、長上にさからう者は少ない。長上に好んでさからわない者で、世の中を乱すことを好むような者はない。
何ごともまず本に務めることが大事である。本が立てば、進むべき道は自ずから開けるものだ。従って孝弟は仁徳を成し遂げる本であかろうか」
(感想)
「修身、斉家、治国、平天下」が、大人の思考の領域ですが、一番難しいのは、自分自身の向上心を維持し続けること、次に大事なのが家庭内の平安で、その中でも重要なのが孝行と思います。身近だからこそ、敬う心を忘れがちですが、できこと、言葉使いに心がけることから、始めて行くと自分も子ども(孫)たちも変って行くように思います。
「有子曰く、其の人と為りや、孝弟にして上を犯すを好む者は鮮(すく)なし。上を犯す好まずして乱を作(な)すを好む者は未だ之にあらざるなり。君子は本を務む、本立ちて道生ず。孝弟なる者は、それ仁を為すのもとか。」
(意味)
有先生が言われた「その人柄が、家に在っては、親に孝行を尽くし、兄や姉に従順であるような者で、長上にさからう者は少ない。長上に好んでさからわない者で、世の中を乱すことを好むような者はない。
何ごともまず本に務めることが大事である。本が立てば、進むべき道は自ずから開けるものだ。従って孝弟は仁徳を成し遂げる本であかろうか」
(感想)
「修身、斉家、治国、平天下」が、大人の思考の領域ですが、一番難しいのは、自分自身の向上心を維持し続けること、次に大事なのが家庭内の平安で、その中でも重要なのが孝行と思います。身近だからこそ、敬う心を忘れがちですが、できこと、言葉使いに心がけることから、始めて行くと自分も子ども(孫)たちも変って行くように思います。
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2007年09月03日
巧言令色鮮(すく)なし仁
最近、政治家の不祥事が続いていますが、学而第一の第二話に、次に一説があります。
「子曰わく、巧言令色鮮(すく)なし仁。」
(孔子曰く)「ことさらに言葉を飾り、顔色をよくする者は、仁の心が乏しいものだよ」
*仁:相手を思いやる心、哀れみ
要は、自分本位で相手の思いを無視して、自分の主張(我)を通したり、その場をつくろってしまい、問題を先送りにしてしまったりします。
「子曰わく、巧言令色鮮(すく)なし仁。」
(孔子曰く)「ことさらに言葉を飾り、顔色をよくする者は、仁の心が乏しいものだよ」
*仁:相手を思いやる心、哀れみ
要は、自分本位で相手の思いを無視して、自分の主張(我)を通したり、その場をつくろってしまい、問題を先送りにしてしまったりします。
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2007年09月03日
曹子曰く、吾日に吾が身を三省す
「曹子曰く、吾日に吾が身を三省す」
(意味)
(曹先生が言われた)、私は毎日、自分をたびたびかえりみて、良くないことをはぶいている。人の為を思うて、真心からやったかどうか。友達と交わってうそいつわりはなかったか。まだ習得していないことを人に教えるようなことはなかったか。
一日三省の言葉は、ここから出てたと言われています。また出版社の「三省堂」の語源と聞きました。時間を見つけて、自分を省みるゆとりを持ちたいものです。
(意味)
(曹先生が言われた)、私は毎日、自分をたびたびかえりみて、良くないことをはぶいている。人の為を思うて、真心からやったかどうか。友達と交わってうそいつわりはなかったか。まだ習得していないことを人に教えるようなことはなかったか。
一日三省の言葉は、ここから出てたと言われています。また出版社の「三省堂」の語源と聞きました。時間を見つけて、自分を省みるゆとりを持ちたいものです。
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2007年09月03日
「学而第一」 朋(とも)遠方より来る有り、亦楽しからずや。
「学而第一」 ~朋(とも)遠方より来る有り、亦楽しからずや。~
「子曰わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずしてうらみず、亦君子ならずや。」
大人だったら、どこかで一度は聞いている言葉と思います。最近の小中では聞けない言葉と思います。
今日改めてその意味を聞くと、「これは、早くから意味は分からないまでも、この文章に慣れさせることが大事」と思いました。
上記の意味は、次のようなものです。
(孔子曰く)「聖賢の道を学んで、時に応じてこれを実践し、その真意を自ら会得することができるのは、なんと喜ばしいことではないか。共に道を学ぼうとして、思いがけなく遠くから同志がやって来るのは、なんと楽しいことではないか。
だが人が自分の存在を認めてくれなくても、怨むことなく、自ら為すべきことを努めてやまない人、なんと立派な人物ではないか。」
「子曰わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや。朋(とも)遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずしてうらみず、亦君子ならずや。」
大人だったら、どこかで一度は聞いている言葉と思います。最近の小中では聞けない言葉と思います。
今日改めてその意味を聞くと、「これは、早くから意味は分からないまでも、この文章に慣れさせることが大事」と思いました。
上記の意味は、次のようなものです。
(孔子曰く)「聖賢の道を学んで、時に応じてこれを実践し、その真意を自ら会得することができるのは、なんと喜ばしいことではないか。共に道を学ぼうとして、思いがけなく遠くから同志がやって来るのは、なんと楽しいことではないか。
だが人が自分の存在を認めてくれなくても、怨むことなく、自ら為すべきことを努めてやまない人、なんと立派な人物ではないか。」
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2007年09月03日
宇土親子論語教室開講式
宇土親子論語教室開講式
~「一灯照隅」の気持ちで、参加し学ぶ会~
・親子論語教室開講
さて、その大雨の七夕の日に、地元の宇土市に、「親子論語教室」が開講されました。昨年夏から、話が持ち上がり、準備を進めて来て、本日は熊本市の東洋倫理研究会の塾長の筑紫凡三先生の講演で始まりました。
まだまだ、こどもの参加が12名の小さな論語教室ですが、皆さんも一度は耳にしてことのある
「子曰(のたま)わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしまらずや。朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずしてうらみず、亦君子ならずや。・・・・」
とあります。孔子の教えを、門人たちが議論しならがら、公正に伝えようと、孔子の語った言葉を残したの「論語」の説明から、2500年前に、人の道「礼」を教えた、中国最初の学校「教養学習所」と説明されると、先駆者の偉業に更に関心を持ちます。
子供たちは、むずかしい言葉に、さわりに部分では、興味がなく集中注力が薄れて、うろうろしたのですが、論語の最初のくだりを、大人と一緒に朗読して時は、同じように声に出し、合唱していました。
江戸期に行われた、素読と言う方法で、論語の言葉を暗記し、人生の節目節目で、振り返り学び直したと知りました。人生の教科書とも言われる「論語」を学ぶ風景を「子供たちの記憶」の残すことに意味があるのではと思います。
私は、中国古典輪読会に参加して出会った、幕末-明治の陽明学者の山田方谷先哲は、4歳から家を離れ33歳まで遊学(学問をして渡り歩く)して、地元岡山の中部に在った「備中松山藩」で仕事をするのですが、その生き方に大きく惹かれました。
山田方谷のエピソードの一つに、10代後半の青年たちと一緒に机を並べる9歳の方谷少年に、訪問した大人がからかうつもりで、「君は何のために勉強してるか」の質問に対して、方谷は、「治国平天下」と即答し、質問した訪問者が腰を抜かしたと言われています。若き天才。山田方谷の逸話は、色々ありますが、鉄は熱いうちに打ての訓示通り、方谷少年は晩年まで貫いた「至誠」の人生を見るに、とても教育が大事と感じます。
最近、親を殺す、子を殺すの悲惨を事件を見るに、日本の孝行、慈愛の「美しい心」は、どこへ行ったのでしょうと疑いたくなります。日本人は、その出来事から、「自身の歴史」を検証し、次の時代を改善するために行動が始まっていると思います。
その一つが、「宇土親子論語教室」につながっていると思います。私も準備に関わって来て、自分自身が自分の子に「範を示す」大切さを反省しつつ、自分も学ぶことの必要性を感じています。
毎月第一土曜日、午前10時~11時30分まで、講話や、論語カルタ、論語百人一首などの遊びもしつつ、子供たちの記憶の中に、「聖人の言葉を残す」ことを続けて行きたいと思います。
「子曰(のたま)わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしまらずや。」
の言葉が、色々なところで聴けるようになると良いなと思います。孔子の教え「孝行」の思いやりの心「仁」の精神が、地元の宇土市から、発信して行ければと思っています。
私も事務局のスタッフの一人として、「一灯照隅」の気持ちで、参加し学んで行きたいと思っています。
今日は、熊本、九州の大雨の状況と、地元の宇土市に「親子路論語教室」が始まった話をしました。来週もまだ大雨の心配はありますが、皆様のところも被害が出ないように願っています。本当に、お見舞いメールありがとうございました。
~「一灯照隅」の気持ちで、参加し学ぶ会~
・親子論語教室開講
さて、その大雨の七夕の日に、地元の宇土市に、「親子論語教室」が開講されました。昨年夏から、話が持ち上がり、準備を進めて来て、本日は熊本市の東洋倫理研究会の塾長の筑紫凡三先生の講演で始まりました。
まだまだ、こどもの参加が12名の小さな論語教室ですが、皆さんも一度は耳にしてことのある
「子曰(のたま)わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしまらずや。朋遠方より来る有り、亦楽しからずや。人知らずしてうらみず、亦君子ならずや。・・・・」
とあります。孔子の教えを、門人たちが議論しならがら、公正に伝えようと、孔子の語った言葉を残したの「論語」の説明から、2500年前に、人の道「礼」を教えた、中国最初の学校「教養学習所」と説明されると、先駆者の偉業に更に関心を持ちます。
子供たちは、むずかしい言葉に、さわりに部分では、興味がなく集中注力が薄れて、うろうろしたのですが、論語の最初のくだりを、大人と一緒に朗読して時は、同じように声に出し、合唱していました。
江戸期に行われた、素読と言う方法で、論語の言葉を暗記し、人生の節目節目で、振り返り学び直したと知りました。人生の教科書とも言われる「論語」を学ぶ風景を「子供たちの記憶」の残すことに意味があるのではと思います。
私は、中国古典輪読会に参加して出会った、幕末-明治の陽明学者の山田方谷先哲は、4歳から家を離れ33歳まで遊学(学問をして渡り歩く)して、地元岡山の中部に在った「備中松山藩」で仕事をするのですが、その生き方に大きく惹かれました。
山田方谷のエピソードの一つに、10代後半の青年たちと一緒に机を並べる9歳の方谷少年に、訪問した大人がからかうつもりで、「君は何のために勉強してるか」の質問に対して、方谷は、「治国平天下」と即答し、質問した訪問者が腰を抜かしたと言われています。若き天才。山田方谷の逸話は、色々ありますが、鉄は熱いうちに打ての訓示通り、方谷少年は晩年まで貫いた「至誠」の人生を見るに、とても教育が大事と感じます。
最近、親を殺す、子を殺すの悲惨を事件を見るに、日本の孝行、慈愛の「美しい心」は、どこへ行ったのでしょうと疑いたくなります。日本人は、その出来事から、「自身の歴史」を検証し、次の時代を改善するために行動が始まっていると思います。
その一つが、「宇土親子論語教室」につながっていると思います。私も準備に関わって来て、自分自身が自分の子に「範を示す」大切さを反省しつつ、自分も学ぶことの必要性を感じています。
毎月第一土曜日、午前10時~11時30分まで、講話や、論語カルタ、論語百人一首などの遊びもしつつ、子供たちの記憶の中に、「聖人の言葉を残す」ことを続けて行きたいと思います。
「子曰(のたま)わく学びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしまらずや。」
の言葉が、色々なところで聴けるようになると良いなと思います。孔子の教え「孝行」の思いやりの心「仁」の精神が、地元の宇土市から、発信して行ければと思っています。
私も事務局のスタッフの一人として、「一灯照隅」の気持ちで、参加し学んで行きたいと思っています。
今日は、熊本、九州の大雨の状況と、地元の宇土市に「親子路論語教室」が始まった話をしました。来週もまだ大雨の心配はありますが、皆様のところも被害が出ないように願っています。本当に、お見舞いメールありがとうございました。
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