2013年08月20日
一人の行動から、地域出身の文学者が知られ、地域の誇りになった。
一人の行動から、地域出身の文学者が知られ、地域の誇りになった。
本日の永淵教授の講座(打ち合わせ)は、5時間近く意見を聞いて語りました。
文学館構想は、8年前に持ち上がり、先生と語りながら準備を進めてきました。今日、どうしてここで豊島与志雄の作品展示をするに至ったか? 35年を越える歴史聞き、納得できました。
豊島与志雄は、川端康成、小林秀雄、芥川龍之介、等々の日本文壇の核になる人物たちと密な関係があり、いくつもの主要な文芸誌の創刊に関わるが、自分は表に出ず、常に人材を世に出すことに徹した。本人は、児童文学世界で多くの作品も残しています。
35年前に始まった豊島与志雄顕彰活動は、2人の文学部教授が起こし、地域を巻き込み、つには市長はもとより、国会議員、県議会議員も出席する公民館活動に成長した。昨年春、文部科学省表彰に、国内で60ヶ所、福岡県内で2ヶ所の地区公民館に、福田公民館が選ばれた。
福岡県内では、県南の中山間地域の福田地区が、このような文部科学大臣賞を受けれたのは、永淵氏の行動からとおもいます。
まず、永淵氏が東京の友人に呼びかけ、豊島与志雄の幼年期を調べるために、東京の友人を伴い、現地調査に入った。その史実基に、福岡の新聞社「西日本新聞」に乗り込み、「戦前戦後の日本文壇で大きな役割をした豊島与志雄を、全く評価しない新聞社は何をしているか」と、強く意見をした。
この新聞社訪問が、意見を受け記者に火をつけた。その記者から電話がかかって来て「命日に顕彰会をしませんか?」・・・・、「やれということか?」から新たな活動が起こり、今に至りました。
今は、公民館活動として豊島与志雄講演が定着し、それが文部科学省が評価した。一人の研修者の行動から、地域出身の文学者が知られ、地域の誇りになった。受賞の祝賀会のそうそうたる出席者から、地域の活性化につながっていると感じました。
今日は、他にも易経、礼記、論語、孟子、昭和の文学界の事、等々話が続いた。私は川端康成が大好きで、永淵氏に「20代前半、川端康成の全ての作品も、文学評論も読みました」と伝えると、それから1時間近く、川端康成を囲む当時の文壇の状況を話してもらいました。
来春から始まる「福岡二日市文学館」での様々な講座が楽しみです。永淵氏は、再来年に大学を退職されるので、本格的な活動はそれからとなりますが、今秋から少しづつ講座が始まります。二日市の駅前商店街に在ります。お近くの方は、ぜひご参加ください。
本日の永淵教授の講座(打ち合わせ)は、5時間近く意見を聞いて語りました。
文学館構想は、8年前に持ち上がり、先生と語りながら準備を進めてきました。今日、どうしてここで豊島与志雄の作品展示をするに至ったか? 35年を越える歴史聞き、納得できました。
豊島与志雄は、川端康成、小林秀雄、芥川龍之介、等々の日本文壇の核になる人物たちと密な関係があり、いくつもの主要な文芸誌の創刊に関わるが、自分は表に出ず、常に人材を世に出すことに徹した。本人は、児童文学世界で多くの作品も残しています。
35年前に始まった豊島与志雄顕彰活動は、2人の文学部教授が起こし、地域を巻き込み、つには市長はもとより、国会議員、県議会議員も出席する公民館活動に成長した。昨年春、文部科学省表彰に、国内で60ヶ所、福岡県内で2ヶ所の地区公民館に、福田公民館が選ばれた。
福岡県内では、県南の中山間地域の福田地区が、このような文部科学大臣賞を受けれたのは、永淵氏の行動からとおもいます。
まず、永淵氏が東京の友人に呼びかけ、豊島与志雄の幼年期を調べるために、東京の友人を伴い、現地調査に入った。その史実基に、福岡の新聞社「西日本新聞」に乗り込み、「戦前戦後の日本文壇で大きな役割をした豊島与志雄を、全く評価しない新聞社は何をしているか」と、強く意見をした。
この新聞社訪問が、意見を受け記者に火をつけた。その記者から電話がかかって来て「命日に顕彰会をしませんか?」・・・・、「やれということか?」から新たな活動が起こり、今に至りました。
今は、公民館活動として豊島与志雄講演が定着し、それが文部科学省が評価した。一人の研修者の行動から、地域出身の文学者が知られ、地域の誇りになった。受賞の祝賀会のそうそうたる出席者から、地域の活性化につながっていると感じました。
今日は、他にも易経、礼記、論語、孟子、昭和の文学界の事、等々話が続いた。私は川端康成が大好きで、永淵氏に「20代前半、川端康成の全ての作品も、文学評論も読みました」と伝えると、それから1時間近く、川端康成を囲む当時の文壇の状況を話してもらいました。
来春から始まる「福岡二日市文学館」での様々な講座が楽しみです。永淵氏は、再来年に大学を退職されるので、本格的な活動はそれからとなりますが、今秋から少しづつ講座が始まります。二日市の駅前商店街に在ります。お近くの方は、ぜひご参加ください。
2013年08月20日
ほどほどが理想、儲け過ぎは危険。過ぎたるは及ばざるが如し。
ほどほどが理想、儲け過ぎは危険。過ぎたるは及ばざるが如し。
今日は、のんびり国道を走って筑紫野市へ来たら、予定よりも早く着いてしまいまそうです。ゆとりを持っていれば、気持ちにもゆとりがあります。帰りも、夕方までいる予定で、久方ぶりに中国古典の話をゆっくりと語りたい思います。
さて、昼食を取りながら目を通した本に、「ほどほどが理想、儲け過ぎは危険」とありました。元々は、四書五経の中の『礼記』にある教示のようですが、
「傲りは長ずべからず、欲はほしいままにすべからず、志は満たしむべからず、楽しみは極む部からず」
意味は、
1.傲りは長ずべからず。
傲りは、傲慢。つまり人を見下すこと。そんなものは持ってはいけない。
2.欲はほしいままにすべからず。
自分の欲望だけを百パーセント満たそうとしてはいけない。
3.志は満たしむべからず。
満ち足りた状態というのはよろしくない。適度に欲求不満はむしろあったほうがよい。
4.楽しみは極むべからず。
せっかく生まれてきたこの短い人生、せいぜい楽しんでからあの世へ行きたいと思うのが一般人でしょうが、『礼記』もそう認めながら、「楽しみもほどほどにしなさいよ」と歯止めをかける。
楽しい時間、満ち足りた状態が、長く続くことはない。それは、歴史も証明しているように、好況の後には必ず下降状況へ転じる。欲が視野を狭めていれば、その転換点が察知できない。やはり、欲はほどほどが良い。儲け過ぎは、結局危険に陥る可能性が大だ。
過ぎたるは及ばざるが如し。人間は「こんな好況状態が続くはずがない」と理解しつつも、退き際を間違うことがしばしばある。時々、自分の状況を第三者的な目で、上から、後ろから、斜めから、観察するゆとりが必要なのかもしれません。
*参考資料:守屋洋著書『四書五経の名語録』
今日は、のんびり国道を走って筑紫野市へ来たら、予定よりも早く着いてしまいまそうです。ゆとりを持っていれば、気持ちにもゆとりがあります。帰りも、夕方までいる予定で、久方ぶりに中国古典の話をゆっくりと語りたい思います。
さて、昼食を取りながら目を通した本に、「ほどほどが理想、儲け過ぎは危険」とありました。元々は、四書五経の中の『礼記』にある教示のようですが、
「傲りは長ずべからず、欲はほしいままにすべからず、志は満たしむべからず、楽しみは極む部からず」
意味は、
1.傲りは長ずべからず。
傲りは、傲慢。つまり人を見下すこと。そんなものは持ってはいけない。
2.欲はほしいままにすべからず。
自分の欲望だけを百パーセント満たそうとしてはいけない。
3.志は満たしむべからず。
満ち足りた状態というのはよろしくない。適度に欲求不満はむしろあったほうがよい。
4.楽しみは極むべからず。
せっかく生まれてきたこの短い人生、せいぜい楽しんでからあの世へ行きたいと思うのが一般人でしょうが、『礼記』もそう認めながら、「楽しみもほどほどにしなさいよ」と歯止めをかける。
楽しい時間、満ち足りた状態が、長く続くことはない。それは、歴史も証明しているように、好況の後には必ず下降状況へ転じる。欲が視野を狭めていれば、その転換点が察知できない。やはり、欲はほどほどが良い。儲け過ぎは、結局危険に陥る可能性が大だ。
過ぎたるは及ばざるが如し。人間は「こんな好況状態が続くはずがない」と理解しつつも、退き際を間違うことがしばしばある。時々、自分の状況を第三者的な目で、上から、後ろから、斜めから、観察するゆとりが必要なのかもしれません。
*参考資料:守屋洋著書『四書五経の名語録』